【エルムS2020予想】有力馬&ワケアリ穴馬の新聞に載らない激裏話

今回はエルムステークス(G3、札幌ダ1700m)を取り上げたいと思います。

ダ1700mの舞台で行われる唯一のダート重賞とあって、エルムSは過去に好走した馬が翌年以降も馬券になる「リピーターレース」として広く知られています。夏競馬も毎週末馬券と格闘しているファンには常識ですよね?

・ハイランドピーク

18年1着(2人気)→19年2着(10人気)

・ドリームキラリ

17年3着(8人気)→18年2着(3人気)→18年11着(8人気)

・クリノスターオー

14年2着(5人気)→15年4着(1人気)→16年2着(4人気)→17年12着(5人気)

・ローマンレジェンド

12年1着(1人気)→14年1着(3人気)

・オーロマイスター

10年2着(4人気)→11年2着(8人気)

・エーシンモアオバー

10年3着(1人気)→11年3着(3人気)→12年4着(4人気)→13年2着(5人気)→14年11着(6人気)→15年3着(7人気)

過去に好走歴があるレースなのに近走成績などを嫌われて評価を落とし、得意舞台でガラリ一変……というケースが目立ちます。

また隔年で穴をあける馬もいるなど、特殊な適性が要求される小回り札幌ダ1700mの実績は要チェック項目と言えるでしょう。

今年も例に漏れず18年1着、19年2着馬ハイランドピーク。19年3着サトノティターンが出走予定。2頭とも過去の激走パターンに合致するだけに、人気が落ちるようであれば狙って損はありませんよ!

8/9(日)札幌11R エルムS(G3)

ダ1700m 別定

馬番馬名性齢斤量騎手調教師
1ヒラボクラターシュ牡556横山武大久龍
2エアスピネル牡756武豊笹田
3サトノティターン牡756藤岡康
4ワンダーリーデル牡757横山典安田翔
5アディラート牡656吉田隼須貝
6リアンヴェリテ牡656国分恭中竹
7ワイルドカード牡656北村宏木村
8ウェスタールンドセ857藤岡佑佐々晶
9ロードゴラッソ牡557池添藤岡健
10アナザートゥルースセ658大野高木
11アルクトス牡556田辺栗田徹
12ハイランドピーク牡656横山和土田
13タイムフライヤー牡556ルメール松田国
14バスカヴィル牡656浜中加藤征

【8/5(水)更新】武豊エアスピネルの新聞に載らない激裏話

お待たせしました!

本日は武豊騎手が乗るエアスピネル(馬主:ラッキーフィールド)を取り上げたいと思います。

夏競馬も毎週末馬券と格闘している読書諸兄には、2017年における一連の騒動(札幌記念5着ルメール、マイルCS2着ムーア)は説明不要でしょう。

ハッキリ言えることは“大人の事情”により、武豊騎手が降ろされた事実のみ。今回は2018年マイラーズC3着以来、約2年ぶりのコンビ復活となります。

1年ぶりの実戦に加えて初ダートで2着に入ったプロキオンSの内容から、エルムSでは間違いなく上位人気に支持されるでしょう。

ただ、個人的に今回は長期休養明けで激走した2走ボケの反動以上に、馬主サイドから聞こえてくる噂の方が心配だったりします。

順を追って説明すると、先月行われたセレクトセールに母エア~の産駒が6頭上場されたのですが、その内5頭の販売者は「社台F(共有代表)」となっていました(残り1頭エアベルヘザーの2020は「(有)稲原牧場」)

セレクトセールHPより

これが何を意味するのか?

真相は関係者しか分かりませんけど、セレクトセールに上場された母エア~の“共有オーナー”は、現役時代の馬主であるラッキーフィールド……と推測します。

基本的に半持ちは代表馬主の独断で共有馬を売りに出すことはできません。仮にそんなことをしたら裁判沙汰まで考えられますし、何らかの形で吉原オーナー(ラッキーF代表)の了承を得ていると考えるのが自然でしょう。

そして今年のセレクトセールで母エア~産駒の大量上場……。ここから先は私の勝手な想像と前置きしておきますけど、馬主サイドに“異変”が起きているのは、誰の目にも明らかでしょう。

参考までにセレクトセール2020にて7700万でサトミホースカンパニーが落札したエアマグダラの2019(父エピファネイア)は、昨年のセレクトセールにも1つ上の半兄が上場されています。

カフェの西川光一オーナーが1憶800万円で落札。カフェキングと名付けられたエアマグダラ2018(父キングカメハメハ)はセレクトセールでの公式記録上、販売者は「社台F」としか記載されていません。

昨年時点で予兆はあったとはいえ、今年は共有代表として母エア~産駒の大放出ですし、あとは読者各自で察してください。

普通に予想すると色んな意味で危険な香りが漂うエアスピネルですけど、馬主情報的には“買い”かもしれませんよ?

【8/6(木)更新】ウェスタールンド&タイムフライヤーの激裏話

お待たせしました!

本日は登録上オーナーで分類すると2頭出しウェスタールンド(馬主:サンデーR、生産:ノーザンF)、タイムフライヤー(馬主:サンデーR、生産:社台C白老F)を取り上げさせてください。

重賞に同馬主の有力馬複数使いで勝負がかり……と思いきや、実態は全く違います!

結論から書くと、この2頭は登録上オーナーが同じでも、“真の所有者”は別人なのを知っていますか?

参考までにウェスタールンドはサンデーRの母体であるノーザンF生産馬になります。

しかし、タイムフライヤーの生産牧場は吉田三兄弟が共同代表を務める社台C白老Fであり、真の所有者は末弟で追分F代表・晴哉氏と推測されるのです。

論より証拠。タイムフライヤーは前走マリーンS1着後、追分Fリリーバレーへ放牧に出され札幌競馬場に入厩しています。

この事実はサンデーR公式HPやスポーツ各紙でも報じられていますので、気になる読者諸兄は各自ググってみてください(無断転載はダメ、ゼッタイ!?)

かみ砕いて説明すると、ウェスタールンドとタイムフライヤーは2頭ともノーザンF系列の1口クラブであるサンデーR所属馬ですけど、真の所有者が異なるため厳密には敵同士……になります。

従ってチームプレーを仕掛けるなど天地がひっくり返ってあり得ませんし、状況次第によっては直線で進路をブロックするなんてことも?

ありのまま現実に起こっていることを話したつもりですけど、大半の読者にとっては何を言っているのか、ジョジョ第三部のポルナレフ状態で分からないでしょうね~。

 ポルナレフ「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」

 

エルムSはダ1700mで行われる唯一の重賞であり、直線の短い小回り札幌が舞台となります。

ウェスタールンドとタイムフライヤーはダートでは珍しい決め手を生かすタイプですし、可能なら展開の助けがほしいところなのは間違いありません。

ただ、繰り返しになりますがサンデーR2頭出しは真の所有者が異なっており、組織戦の連携どころではありません。最悪、どちらも末脚不発で共倒れなんてことも!?

【8/7(金)更新】アルクトス(田辺騎手)の激裏話

お待たせしました!

本日は先週のクイーンS記事冒頭で紹介した田辺騎手が札幌まで遠征する、アルクトス(馬主:山口功一郎)を取り上げさせてください。

大人の事情により現在は削除を余儀なくされましたけど(泣)、田辺騎手は山口功一郎オーナーから絶大な信頼を寄せられています。

馬主の騎手別成績でも他のジョッキーの追随を許さず、[14-3-4-26]勝率29.8%、連対率36.2%、複勝率44.7%と驚異的な成績をマークしているのです!

騎手別成績着別度数勝率連対率複勝率
田辺裕信14- 3- 4-26/4729.8%36.2%44.7%
戸崎圭太4- 0- 1- 2/ 757.1%57.1%71.4%
井上敏樹2- 0- 0- 8/1020.0%20.0%20.0%
蛯名正義2- 0- 0- 7/ 922.2%22.2%22.2%
川田将雅1- 3- 1- 3/ 812.5%50.0%62.5%

オーナーの期待に応えるべく、残念ながらアクシデントによりクイーンSを回避したシャインガーネットは、3歳牝馬のため52キロで出走可能でした。

ここだけの話、山口功一郎オーナーで無ければ先週の田辺騎手は、間違いなく札幌まで遠征していません。

何故なら田辺騎手は52キロの騎乗依頼は、普段なら2万パーセント断っています

JRAホームページに掲載されている公式情報だと、田辺騎手の体重は52キロ(!?)。レースで騎乗する際は鞍などでプラス1キロは余計に背負うことになるので、52キロに乗るためには最低でも51キロまで減量する必要があります。

事実、52キロの馬は2014年クイーンSマーブルカテドラル(9着)以来、実現していれば約6年ぶりでした。

オフレコとして過去には乗り替わり騒動で物議を醸したチャロネグロが同様に、3歳牡馬のハンデ戦で53キロでも表向き(!?)、斤量を理由に乗れなかったことになっていますからね?

日本で最も成功を収めた最強の個人馬主からの騎乗依頼は色々あった(察してください)のに、山口功一郎オーナーの馬にはダイエットしても乗る。誰でも見られるブログだと表現方法に限界がありますけど、競馬って本当に面白いですね~。

ホドホドにしないと共通の知人馬主(笑)を通じてクレームに発展するので止めておきますが、先週の田辺騎手は52キロのシャインガーネットに是が非でも乗るため、騎乗数を絞っていました(日曜札幌は1鞍のみ)。

ところが今週のアルクトスは減量の必要がないため、土日合計13鞍に騎乗を予定しています。ダイエット後のリバウンドが心配ですけど(苦笑)、北の大地でリフレッシュして心身ともに充実した状態で、レースに臨めると思っていいでしょう。

今年のエルムSで展開の鍵を握る馬でもありますし、田辺騎手の手綱さばきから目が離せません!

次回更新は8/8(土)を予定しています。出走メンバーで1頭だけ58キロを背負うアナザートゥルースにスポットを当てますのでご期待ください。

【8/8(土)更新】アナザートゥルースの激裏話(ネタバレ注意)

お待たせしました!

本日は有力馬の1頭だと思っていたら意外と人気がない(汗)、アナザートゥルース(馬主:ノルマンディーサラブレッドレーシング、生産:岡田スタッド)にスポットを当てたいと思います。

2走前にダイオライト記念(Jpn2)を勝っているため今回は1頭だけ58キロを背負いますし、叩き良化タイプだけに仕方ないかもしれません。

また意外と知られていませんけど、同馬は右回りだとモタれる課題があります。

悪癖克服のため陣営は馬具を工夫しており2018、19年と馬券に絡んだ右回りのアンタレスS(阪神ダ1800m)は、どちらも右側だけブリンカーを装着しての激走でした。

 

20年アンタレスS(2着)時のパドック映像

 

片側ブリンカーの効果によって右回りでも安定して能力を発揮できると思いきや……。ノルマンディーTR公式HPで公開されているので書いてしまいますけど、今回は何故か両側にブリンカーを着用とのこと。

これは清水成駿さん(故人)の受け売りですけど、レースで結果を出した次走に馬具を装着または変更してきた馬は「何かしら気性面に不安を抱えている証拠」だと。

よくある例だと昇級戦で突然、ブリンカーorチークピーシズを装着してくるケース。「陣営は馬具で補わなければ上のクラスで通用しないと考えている裏返しだ」という含蓄(がんちく)は、今でも鮮明に記憶しています。

あくまで成駿さん理論に従うと、今回のアナザートゥルースは両側ブリンカーで勝負と言うより、実績の無い休み明けで勝ち負けするには集中力を増す必要がある……と、受け取ることも可能です。

これで各専門紙グリグリなら問答無用で馬券は斬っていましたけど、ここまで人気がないとは別の意味で想定外でした(私が愛用している専門紙Bだと札幌滞在スタッフの評価が著しく低い。何かあった?)

まさかとは思いますが真の所有者の某メルマガにおける、クラブ所属馬に▲は“大人の事情”だと、ノルマンディーTR会員だけでなく専門紙の記者連中にもバレている!?

【8/9(日)更新】エルムS最終結論!

タイムフライヤー(馬主:サンデーR、生産:社台コーポレーション白老ファーム

勝ったレースの格に応じて斤量が課せられるエルムSで、最もルールの恩恵を受けた有力馬になります。G1ホープフルS勝ちは「2歳時の成績を除く」によりカウントされず、前走ハンデ戦のマリーンSを57キロで圧勝しながら、今回は56キロで出走可能になります。

2019年のエルムSは初ダートに加えてプラス18キロ(!?)。それでも前崩れの流れを果敢に先行して0秒5差6着に粘りました。今年は昨年の反省を糧に前哨戦を使い、この中間は前走から中3週にも関わらず、追分Fリリーバレーへ放牧に出すなど万全の態勢で臨みます。

 

心の本命馬アディラート(馬主:安原浩司、生産:タガミファーム)

前走のマリーンSはスタートで後手を踏んで後方からの競馬。この時点で以前の同馬なら間違いなくゲームセット。レースになりません。ところが勝ったタイムフライヤーには突き放されたものの、勝負所からマクる形で3着に粘り込むなど、気性面の成長を感じさせる内容でした。

安原浩司オーナーは札幌の有力者。先週8/2(日)札幌12Rをオーナー地元開催替わりのソウルトレインが快勝したのは、記憶に新しいところでしょう。今回は馬主お膝元で行われる重賞ですし、脚質に幅が増したいまなら馬券内に食い込んでも驚けませんよ?

小宮城

1978年千葉県出身。17歳のときに悪友に連れられ競馬と出会って以降、その半生をかけて没頭。「馬主にとって競馬とはあくまで『経済活動』である」という見地に立ち、厩舎・牧場との関係性に着目した「オーナー・サイダー馬主馬券術」を完成。月刊誌「競馬の天才」で長期連載中。

小宮城をフォローする
質問応援メッセージはこちら

重賞予想
小宮城をフォローする
小宮城の馬主馬券術~オーナー・サイダー