【キーンランドC2020予想】有力馬&ワケアリ穴馬の新聞に載らない激裏話

今回はサマースプリントシリーズ第5戦、キーンランドカップ(G3、札幌芝1200m)を取り上げたいと思います。

札幌記念の記事でも紹介したとおり、今年の札幌は例年であれば使用可能な函館競馬場のウッドコースが、新型コロナウイルスの影響により使用できません。

その結果、事実上の外厩として大手牧場の設備を使用できない陣営は、参戦を避ける傾向があるようです。1週前にフルゲート18頭で行われた北九州記念(G3、ハンデ小倉芝1200m)と比べると、やや寂しい顔ぶれになりました。

こうなると文句なしに今年の主役は、函館スプリントSを58キロで快勝したダイアトニック(馬主:シルクレーシング、生産:酒井牧場)でしょう。

前走後は北海道にあるノーザンF空港牧場に移動。同施設が誇る坂路コースで入念に乗り込まれ8/8(土)に札幌入りしています。

詳しくは8/29(土)更新予定の記事で改めて取り上げますけど、同馬は優勝馬の馬主に3200万円、厩舎関係者に800万円が交付される、サマースプリントシリーズの最有力候補ですからね?

またキーンランドCは過去に勝ったレースの格に応じて、負担重量が加算されるグレード別定戦です。

昨秋にスワンS(G2)勝ちがあるダイアトニックは2キロ増の58キロ。前走の函館スプリントSと同斤量で出走可能なのもポイントでしょう。

函館が使えず他陣営が四苦八苦している中間調整の大部分を、設備が整ったノーザンF空港牧場の坂路で行えるのも見逃せません。

お世辞にも全出走馬の条件がフェアとは言えませんし、ちょっとズルいな~(個人の感想です)

8/30(日)札幌11R キーンランドC(G3)

芝1200m 別定

馬番馬名性齢騎手斤量調教師馬主生産者
1ダイアトニック牡5武豊58安田隆シルクレーシング酒井牧場
2イベリス牝4横山武54角田前田幸治土居牧場
3ダイシンバルカン牡8勝浦56吉田大八木信行新冠タガノF
4ビリーバー牝5杉原54石毛ミルファームミルファーム
5メイショウショウブ牝4横山典54池添兼松本好雄三嶋牧場
6ショウナンアンセム牡7石川裕56田中剛湘南森永牧場
7メイショウカズヒメ牝6柴山54南井松本好雄富田牧場
8カッパツハッチ牝5大野54矢野英ターフ・スポート中島牧場
9ダイメイフジ牡6菱田56森田宮本昇横井哲
10クールティアラ牝4丹内54矢野英川上哲司沖田博志
11フィアーノロマーノ牡6藤岡康56高野吉田和美Kia Ora Stud
12ライトオンキュー牡5古川吉57ゴドルフィンダーレー・J・F
13アスタールビー牝4吉田隼54南井加藤久枝平野牧場
14エイティーンガール牝4坂井瑠54飯田祐中山泰志庄野牧場
15ディメンシオン牝6松田54藤原英広尾レース木村秀則
16ヤマカツマーメイド牝3池添51池添兼山田和夫岡田牧場

【8/26(水)更新】人気薄の穴馬ビリーバーに再度注目する理由

お待たせしました!

本日はアイビスサマーダッシュ3着時に穴馬として紹介した、ビリーバー(馬主:ミルファーム、生産:ミルファーム)を取り上げたいと思います。

当時の記事では新潟直線1000m最多勝利馬主のミルファームにスポットを当てましたけど、今回は馬がメインになります。

昨年12月から休みなく使われ続け、8月末の今回で11戦目。これは月1回以上のペースで出走している計算です。

これこそミルファームの方針ですし、「馬主にとって競馬とはあくまで『経済活動』である」という観点からも理解できます。

ただ、我々ファンにとって気になるのは、見方によっては動物虐待ローテ(!?)であっても、馬券を買えるか否かでしょう。

ビリーバーは今夏だけでもキーンランドCが4戦目。しかも「函館→新潟→札幌」と、北海道と本州を往復しています。

ただでさえ今年の夏は35度を超える酷暑ですし、状態面を心配してしまいますよね?

 

しかし、19(水)に美浦ウッドで追われた1週前追いでは、6F66.6-5F51.8-3F38.4-1F12.5の好時計を馬なりでマーク。追い切りに撮影されたフォトパドック画像を見ても毛ヅヤは良好ですし、夏バテどころか前走並みの状態をキープしているようです。

札幌までの輸送を控えていますのでレース当日の気配は要確認ですけど、いまの充実ぶりなら重賞で再度激走があっても驚けません。

余談として同馬の生産者はミルファームになっていますけど、母デイドリーマーは現役時代ダーレー軍団(馬主名義はゴドルフィン)の所有馬でした。

ところが未勝利勝ち後に1戦して3歳で引退。モンテロッソを種付けされて繁殖牝馬セールに上場され、ミルファームが162万と中古自動車並みのお値打ち価格で落札(苦笑)。同牧場で生まれたのがビリーバーだったりします。

元を辿ればキーンランドCに出走するライトオンキュー(馬主:ゴドルフィン)と同じく、スプリント戦では無類の強さを誇るダーレー軍団ですからね?

私を含めて「ミルファームなのに走るな~」と感じた読者諸兄も多いと思いますが(苦笑)、ゴドルフィンのスピードに、ミルファーム育成によって無類のタフさを兼ね備えただけに、前走をフロック視すると痛い目に遭うかもしれませんよ?

【8/27(木)更新】ライトオンキューの新聞に載らない激裏話

お待たせしました!

座右の銘は七転び八起き(!?)、本日はキング・オブ・ワケアリ馬、ライトオンキュー(馬主:ゴドルフィン)を取り上げたいと思います。

旧ブログからご覧になられている読者諸兄はよ~~~~くご存知のように、この馬は新聞に載らない激裏話に事欠きません

時系列で振り返っても、19年6月の函館スプリントSをグリーンカル騒動の余波で競走除外。その後は今年の同様に「UHB賞2着→キーンランドC4着」というローテを歩みます。

ところが秋始動戦を予定していた10/14オパールS(L、ハンデ京都芝1200m)を、ブログで書けない“大人の事情”により出走不可に。

あまりのお粗末さに、事の顛末を伝え聞いた古川吉騎手が「ホンマ、ええかげんにせんとアカンで!」と激高したなんて噂もあるほど……?

余談として某匿名掲示板には、私の読者と思われる方が激裏話の真相が書き込まれていたりします。どうしても気になる方は気合いで探してみてください。

汚名返上を期して臨んだ京阪杯も中間に色々ありましたけど、競馬は勝てば官軍、負ければ賊軍。自信の◎として過去最高のパフォーマンスで快勝したのは、記憶に新しいところでしょう。

 

しかし、今度は予定していたドバイ遠征がコロナ騒動で開催中止に。グリーンカル、オパールS●●忘れと三度再調整を強いられた影響により、2走前の函館スプリントSでは6着に敗れました。

戦績を振り返ると予定どおり使えた方が少ないですけど、前走のUHB賞は大外枠からトップハンデ57キロを背負い後続に2馬身差。普通に調整できれば強いことを証明しています。

今年のキーンランドCは「函館スプリントS vs UHB賞」組の対決構図ですけど、後者は大将格が2走前6着を受けて人気は下がるでしょう。

ここが馬券のキモで、あの結果は決して力負けではありません!

ダイアトニックとの勝負付けは済んでいませんし、当日の気配次第では逆転候補として重い印を打つ予定です。

【8/28(金)更新】フィアーノロマーノの新聞に載らない激裏話

お待たせしました!

本日は参戦経緯がツッコミどころ満載(!?)、フィアーノロマーノ(馬主:吉田和美)を取り上げたいと思います。

今季の同馬は阪急杯で2位入線3位降着ダイアトニックから進路妨害を受けて、2着に繰り上がり。無観客競馬下のテレビ中継で川田騎手の怒号がマイクに拾われ話題になったのは、記憶に新しいところでしょう。

その後は4/26香港チャンピオンズデーの予定がコロナ騒動の影響で断念。仕方なく同日に行われたマイラーズC(G2、京都芝1600m)に矛先を変更するも、右前脚ハ行で競走除外に……。

捲土重来を期して臨んだ前走の函館スプリントSは初の芝1200mということもありますけど、速い流れを追走に苦しみ4着に敗れました。

上記の件で私が注目しているのは川田騎手の件や競走除外ではなく、香港遠征を予定していたという点です。

夏競馬も毎週末馬券と格闘している読者諸兄には説明不要ですけど、香港のシャティン競馬場は日本だと札幌、函館の芝に近い感じです。適度に時計を要すため、瞬発力より持久力タイプの方が向いています。

この時点でフィアーノロマーノ陣営は「洋芝は合っているはず……」だったのは、間違いないでしょう。

しかし、函館スプリントS4着の結果を受けて、スポーツ紙のインタビューで同馬を管理する高野師は

 

「前走は促しながら進んでいたので洋芝が合っているとは言い切れない。地力だけで4着にきた。さすがの対応力」(「」内のコメントは8/24日刊スポーツの原文まま)

 

洋芝適性に懐疑的とも受け取れる発言をしています。

上記の発言は登録上オーナー及び“真の所有者”に最大限配慮した形とはいえ、調教師が合っていないと感じている条件のレースに使うのは、いったい誰の意向なんですかね~(すっとぼけ!?)

余談として高野師は大学卒業後、ノーザンF空港牧場で3年間の勤務経験があります。現在は東西トレーニングセンターで多数の調教師、助手、厩務員が活躍している、ノーザンF子飼いの若手トレーナーだったりします。

この中間は広い意味で同馬主のダイアトニック(馬主:シルクR)と同様、ノーザンF関連施設で調教を積まれて札幌入りしていますし、賢明な読者諸兄はもうお分かりですよね?(あえて書きませんけど)

「降着騒動」で川田将雅ブチギレ怒声!?

阪急杯ゴール直後「ユーイチ!!」無観客・競馬中継「生声」入り

1:24~。川田騎手が怒るのは当然。“仲間”の進路を妨害しているので……。

【8/29(土)更新】ダイアトニックの新聞に載らない激裏話

お待たせしました!

本日は土曜の前売り時点で断然人気に支持されている、ダイアトニック(馬主:シルクレーシング、生産:酒井牧場)を取り上げたいと思います。

記事冒頭でも詳しく紹介したように、同馬は優勝馬の馬主に3200万円、厩舎関係者に800万円が交付される、サマースプリントシリーズの最有力候補になります。

現在、合計14ptで首位を走るレッドアンシェル(馬主:東京ホースレーシング)は、次走スプリンターズSに直行がクラブ公式で発表されています。

最終戦として9/13セントウルS(G2、中京芝1200m)が残っていますけど、北九州記念で2位ラブカンプー(12pt)、3位ジョーカナチャン(11pt)が揃って大敗。ダイアトニックがキーンランドCを勝てばブッチ切り。2着の5ptでも合計15ptとなりレッドアンシェルを逆転できます。

事実、シルクレーシング公式でも、ダイアトニックを管理する安田隆師は

 

「あくまで目標は先ですが、ここを勝てばサマースプリント制覇の可能性が広がるだけにしっかり力を示してもらいたいですね」(「」のコメントは8/27シルクRダイアトニック近況より)

 

と池上彰の選挙特番風に説明すれば、公式の場でシリーズ制覇の“野心”を語っているほど。

キーンランドCは実績馬に有利なグレード別定なので、前走の函館スプリントSに続いて58キロは断然有利です。

さらに今回は武豊騎手で1枠1番。競馬界を代表する人格者だけに、内枠で包まれて脚を余すこともないでしょう(他のジョッキーが空気を読んで進路を開ける!?)

しかも事実上の外厩としてノーザンF空港牧場の坂路で調整され、登録上オーナーが異なるフィアーノロマーノという“仲間”までいる。これ、ちょっと反則級じゃないですか?(個人の感想です)

正直、馬券外に敗れるとしたら突発的なアクシデントや、一部で噂されている外厩or現地札幌での調整ミス(!?)以外に、負ける姿が想像つかないですよね~。

サマースプリントシリーズ2020 順位表(8/23時点)

順位馬名合計
1レッドアンシェル14
2ラブカンプー12
3ジョーカナチャン11
4ダイアトニック10
5アンヴァル8
6アウィルアウェイ5
6ダイメイフジ5
6モズスーパーフレア5
6ライオンボス5
10ジョーマンデリン4
10タイセイアベニール4
10ビリーバー4

 

競馬週刊誌に掲載された1週前のフォトパドック画像が分かりやすいですけど(無断転載はダメ、ゼッタイ!?)、前走の函館スプリントS1着時と比較すると、腹回りに余裕があるように見えるんですよね~。

これを根拠に競馬専門紙の予想印では、意図的に評価を下げている方もチラホラ。私が愛用している専門紙Bの現地札幌で取材している重鎮T記者(仮名)は、まさかのダイアトニック無印ですよ!?

T記者は専門紙の位置づけ的に、俗に言う穴担当(!?)ではありません。断然人気馬に印を回さないのには、それ相応の理由があるのでしょう。

先週の札幌記念でも同じく太目残り疑惑を紹介したラッキーライラック(馬体重524キロ)が、1番人気で3着に敗れたのは記憶に新しいところ。

思い切って心の本命馬ノームコアを◎にしておけば……と本気で後悔いましたけど(泣)、弘法も筆の誤り、猿も木から落ちる、泣く子も黙るノーザンFにも見込み違いがある(!?)ということ。

仮に、仮にですよ。ダイアトニックの太目が解消していないとしたら、他馬にも付け入る隙があるかもしれませんよ?

【8/30(日)更新】キーンランドC最終結論!

ライトオンキュー(馬主:ゴドルフィン、生産:ダーレー・J・F)

良馬場なら多少馬体に余裕があってもダイアトニック中心で仕方ないところも、8/30(日)の札幌は朝から雨が降り続き昼前時点で重馬場発表……。午後も天候は回復しない予報が出ており、馬場悪化は避けられません。

ここだけの話、ダイアトニックは過去にカレンチャンやロードカナロアなどを育て当てた腕利きの担当スタッフ

 

「雨は問題ないけど、斤量を背負っているから(馬場が)悪くなりすぎると嫌だね」

 

と偽らざる本音を漏らしていました。ぶっちゃけた話、それが◎にしなかった理由です。

そうなれば前走の函館スプリントSでは完調手前で後れを取ったものの、調整さえ万全ならライトオンキューの逆転も可能と見ます。芝1200mでは圧倒的な強さを誇るゴドルフィンの期待馬ですし、今回の結果次第で昨年2着タワーオブロンドンに続いて、スプリンターズSも視野に入ってきます。

重馬場でも勝利経験があるように道悪は苦にしませんし、3走前に◎を打って圧勝した京阪杯の再現に期待します!

 

心の本命馬エイティーンガール(馬主:中山泰志、生産:庄野牧場)

中山泰志オーナーは九州(小倉)馬主協会の所属になりますけど……。重馬場で勝利経験があり晴雨兼用タイプは魅力です。

2走前の函館スプリントSでは前残りの競馬で流れが向かず7着。1番人気に支持されたUHB賞は内枠を引いて外に出すことができず、苦手の馬群でモマれる形になり能力を発揮できませんでした。

今回は待望の外枠を引き当て、内枠に入ったイベリスがブリンカー装着で積極策に打って出ることが予想されます。先行激化なら直線で自慢の末脚が炸裂しますし、馬場悪化を受けて穴で狙ってみたい1頭です!

 

小宮城

1978年千葉県出身。17歳のときに悪友に連れられ競馬と出会って以降、その半生をかけて没頭。「馬主にとって競馬とはあくまで『経済活動』である」という見地に立ち、厩舎・牧場との関係性に着目した「オーナー・サイダー馬主馬券術」を完成。月刊誌「競馬の天才」で長期連載中。

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