【セントライト記念2020予想】大物馬主&ワケアリ穴馬の新聞に載らない激裏話

お待たせしました!

今回はシルバーウィーク3日間開催の9/21(月)中山で行われる、セントライト記念(G2、芝2200m)を取り上げたいと思います。

9/20(日)には秋華賞トライアル、ローズステークス(G2、中京芝2000m)がありますけど、牝馬二冠馬デアリングタクトは秋華賞に直行を表明。例年と比べるとやや寂しい顔ぶれになりましたし、馬主的な狙いだとセントライト記念の方がいいと判断しました。

弥生賞馬サトノフラッグの馬主であるサトミホースカンパニーは中山馬主協会に所属していますし、大魔神・佐々木主浩オーナーの期待馬ヴァルコスが出走を予定しています。

改めて説明するまでもなく、佐々木主浩オーナーは元プロ野球選手で米大リーグでも活躍したメジャーリーガー。広い気味では演歌界の大御所・北島三郎オーナー(馬主名義は大野商事)などと同じく、競馬ファンに広く名が知れた芸能人馬主になります。

そして著名人の所有馬が大レースで活躍すると、日頃からネタに飢えているマスコミは100%食いついてきますからね~。

先日の新潟記念を制しサマー2000シリーズ王者に輝いたブラヴァスの偉業は、各種メディアで大きく取り上げられました。ローカル開催のG3重賞としては異例の扱いでしたし、一時はYahoo!ニュースでも上位に表示されていたほど!?

個人的にもブラヴァスは馬主情報的に激アツの1頭として◎で仕留めた(注1)だけに、各社の優勝記事を全てチェックしてしまいましたよ苦笑

(注1詳しくは【新潟記念2020予想】大魔神の愛馬ブラヴァスが狙える理由をご覧ください)

2020/9/6 新潟記念(G3) ⑰ブラヴァス(1着)

セントライト記念のヴァルコスに関しては週末に別の機会を設けて紹介しますけど、私が月刊誌連載や過去ブログで繰り返し主張しているように、芸能人馬主の所有馬が活躍することは大歓迎!

北島三郎オーナーのキタサンブラック。Dr.copaこと小林祥晃オーナーのコパノキッキング。2020年の夏競馬では藤田菜七子ジョッキーが騎乗した俳優・陣内孝則オーナーの愛馬ナルハヤが話題になりました。

 

【おもな芸能人馬主と代表馬()内は馬主名義】

・北島三郎(大野商事) キタサンブラック

・Dr.copa(小林祥晃)  コパノキッキング

・佐々木主浩         ブラヴァス

・萩本欽一           ジョブックコメン

・前川清             コイウタ

・前田亘輝           ノブワイルド

・小椋佳(神田紘爾)   アスカビレン

・陣内孝則           ナルハヤ

・三浦大輔           リーゼントブルース

・吉井理人           ツルネ

※順不同。代表馬は現役優先。敬称略

 

2017年にキタサンブラックが有馬記念を制した際は、NHKでドキュメンタリー番組が制作されたほど。注目度が一般人オーナーとは段違いですし、競馬界として芸能人馬主の愛馬が大レースで活躍することに総じて歓迎ムードがあります。

それが時に少々言葉は悪いですけど、主催者が有利な枠順を便宜した疑惑が浮上したことも?(キタサンブラックが天文学的な確率で1枠を引き当てる件など)

当時はネット上で大騒ぎになり現在はミエミエの“忖度”はしなくなったとはいえ、ブラヴァスの新潟記念8枠17番もトラックバイアス(馬場傾向)を振り返ると、最高の枠順に入っています。新潟記念週の新潟芝レースは、超がつく外枠有利だっただけに……?

この辺は過去に競馬月刊誌で散々やった話ですし、この場では世間体を考慮して、芸能人馬主のみに許された神運(!?)ってことにしておきましょうか(苦笑)

9/21(月)中山11R セントライト記念(G2)

芝2200m 馬齢

馬番馬名性齢馬主生産者
1ピースディオン牡3久米田正平秋田牧場
2ラインハイト牡3キャロットファームノーザンファーム
3マイネルソラス牡3サラブレッドクラブ・ラフィアン荻伏三好フアーム
4フィリオアレグロ牡3サンデーレーシングノーザンファーム
5ダノンファスト牡3ダノックス社台ファーム
6バビット牡3宮田直也大北牧場
7ガロアクリーク牡3水上行雄笠松牧場
8リスペクト牡3石川達絵白井牧場
9サトノフラッグ牡3サトミホースカンパニーノーザンファーム
10ヴァルコス牡3佐々木主浩ノーザンファーム
11ココロノトウダイ牡3星野壽市ノーザンファーム
12サペラヴィ牡3伊達敏明サンシャイン牧場

【9/14(月)更新】セントライト記念の爆穴候補はこの馬!?

お待たせしました!

本日はセントライト記念の爆穴候補(!?)、エクセレントラン(馬主:田畑利彦)を取り上げたいと思います。

現在4戦続けて連対と安定感抜群も、前走の1勝クラスでは勝ち馬から4馬身離された2着。今回は「2勝→3勝クラス」を飛び越してオープンへ格上挑戦になりますし、普通に予想すると重賞では足りないでしょう。

しかし、中山芝2200mの舞台では、血統的に狙い目だったりします。

何を隠そうエクセレントランの母父サンデーウェルは、1995年のセントライト記念勝ち馬。日本ダービー3着オートマチック、4着ホッカイルソー、5着シグナルナイトなどの上位勢を退け、7番人気で制した穴馬なのをご存知ですか?

個人的にも競馬と巡り会って間がない時期と言うこともあり、予想結果は残念でしたが印象深いレースなんですよね~(小宮注。公式プロフィールの1978年生まれだと1995年は17歳……という野暮なツッコミは却下します)

サンデーウェルはサンデーサイレンスの初年度産駒としてG2重賞1勝の実績にも関わらず種牡馬入りするも、目立った活躍馬を残せず2003年には韓国に輸出されています。

日本に残された数少ない血を引く馬からセントライト記念に出走馬が誕生するなんて、競馬マンガの世界なら好走フラグ立ちまくりですよ!

ただ、今回は状況次第によっては、1勝クラスに組まれた中山芝2500m戦に出走する可能性があります。

自己条件に回ったとしても中山向きの血統に変わりはありませんし、得意の道悪になれば激走があっても驚けません!?

【9/15(火)更新】バビット(馬主:宮田直也)に注目する理由

お待たせしました!

本日はセントライト記念で注目馬の1頭、バビット(馬主:宮田直也)を取り上げさせてください。

14(月)更新記事でスポットを当てたエクセレントランと同じく、バビットの父ナカヤマフェスタは2009年のセントライト記念勝ち馬になります。

余談としてナカヤマフェスタの馬主である和泉信一オーナー(故人)は、中山馬主協会の会長を長く勤められた超重鎮です。地元開催の大レースでは無類の強さを誇りましたし、オーナー・サイダー的に分かりやすい馬主さんでしたね。

話が軽く脱線しましたけど、バビットの宮田直也オーナーも中山馬主協会に所属しています。

中山馬主協会HPにはラジオNIKKEI賞1着時の馬主コメントが掲載されていますので、気になる読書諸兄はチェックしてみてください。

この時点でO・S的には本命候補ですけど、メンバーを見渡すと前走に続いてマイペースに持ち込めそうな感じです。

菊花賞に出走可能な賞金は足りているとはいえ、血統的に京都芝3000mは歓迎というタイプではありません。馬券で狙うなら断然今回になります。

また意外と知られていませんけど、セントライト記念の舞台である中山芝2200m(外回り)は逃げ馬が残りやすいコースなのをご存知ですか?

有馬記念や皐月賞が行われる内回りコースと違い、外回りコースはコーナーの傾斜が緩やかで速度が落ちにくいのが特徴です。

そのためスピード自慢の快速馬がマイペースに持ち込むと、コーナー毎で速度が落ちず逃げ切り……なんてことも珍しくありません。

古くは伝説の大逃げとしてファンに語り継がれる1993年オールカマーのツインターボ。1992年アメリカJCCをハナを切り押し切ったトウショウファルコ。昨年のオールカマーもスティッフェリオが逃げ切りました。

尾花栗毛(たてがみと尻尾が金色)のバビットは、黄金の縦髪から「走るベルばら」と呼ばれたトウショウファルコを彷彿とさせますし、再度の逃げ切りに要注目です!

1993 オールカマー(G3) ツインターボ

 

1992 アメリカJCC(G2) トウショウファルコ

 

2019/9/22 オールカマー(G2) スティッフェリオ

【9/16(水)更新】ガロアクリークの新聞に載らない激裏話

お待たせしました!

本日はセントライト記念で有力馬の1頭、ガロアクリーク(馬主:水上行雄)を取り上げさせてください。

結論から先に書くと、個人的に今回は積極的に買いたくない人気馬になります。

スプリングC(G2、中山芝1800m)を制し、皐月賞(G1)3着の実績は今年のメンバーでは最上位。某競馬ポータルサイトの想定オッズでは2番人気に支持されていますし、本来であれば当然軽視できない存在でしょう(あの想定オッズは全くアテになりませんですが……)

ただ、買いたくない理由が父は短距離馬のキンシャサノキセキとか、日本ダービー7着時に接戦を演じたのが8着ブラックホール(札幌記念4人気9着)、9着ワーケア(新潟記念1人気10着)とか、血統背景や前走レベルの疑問視ではありません。

 

ズバリ、鞍上の川田騎手です。

順を追って説明しますと、もともとガロアクリークは南アフリカの若武者ヒューイットソン騎手のお手馬でした。それが短期免許の期間満了にともない、日本ダービーでの鞍上が宙に浮きます。

そして川田騎手は期間限定記事で後述する“大人の事情”により、デビューから3連勝(当時)のお手馬レクセランス(皐月賞11着)の騎乗予定をキャンセル。同馬は北村友騎手に乗り替わり二ケタ着順に敗れました。

こうして3歳牡馬クラシックで騎乗馬がいなくなった川田騎手サイドと、ガロアクリーク陣営の利害が一致。日本ダービーでコンビ結成にいたった経緯があります。

例えが適切か何とも言えませんけど、2019年のセントライト記念で5着(2人気)に敗れたニシノデイジーは、西山茂行オーナーが自身のブログで勝浦騎手の降板を発表。その後に色々あって(苦笑)、最終的にルメール騎手が乗ることになったケースに近いかもしれません。

ガロアクリークとニシノデイジーに共通するのは、G1で騎乗馬がいないリーディング上位騎手が手の空いた有力馬陣営に“営業”をかけて、乗ることが決まった感じなんですよ?

真相は当事者ではないので分かりませんけど、この手のパターンは基本的に勝負度合いが落ちます。それは2頭の成績を振り返れば一目瞭然でしょう。

ただ、ガロアクリークがニシノデイジーと決定的に異なるのは、川田騎手はポイ捨てではなく継続騎乗ということ。

これは日本ダービー7着のレース内容に手応えを感じているのか、シルバーウィーク最終日の2場開催で関西圏に有力なお手馬がいなかったのか、何とも言えません。

皐月賞のレクセランスと同じくセントライト記念の騎乗依頼を断っていれば、馬券の取捨はカンタンだったんですけどね。さすがに今回のメンバーで消しはやり過ぎのような気がしますし悩むな~。

【9/17(木)更新】イチ押し穴馬ココロノトウダイが狙える理由

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本日はセントライト記念のイチ押し穴馬、ココロノトウダイ(馬主:星野壽市、生産:ノーザンF)を取り上げさせてください。

星野壽市オーナーは群馬県高崎市の有力者で、中山馬主協会に所属しています。

これだけでオーナー・サイダー的に狙い目ですけど、重賞では2走前のスプリングS(G2、中山芝1800m)7着、共同通信杯(G3、東京芝1800m)5着と結果が出ていません。

春の結果を振り返るとオープンでは少し家賃が高い感じも、今回は絶対に買っておいた方がいいです!

論より証拠。この中間は同馬を管理する手塚厩舎の豪華重賞ウイナーに胸を借りて、素質の片鱗をのぞかせる動きを披露しています。

9/2(水)には先日の紫苑Sを快勝したマルターズディオサと同入。先週と今週は来週のオールカマーに出走を予定しているG1・3勝馬フィエールマンと併せて、9/9(水)は美浦ウッドで5F65.9-4F50.6-3F37.2-1F11.8の好タイムをマークしました。

9/17(木)の最終追いも再びラスト1F11秒8と終い鋭く伸びましたし、体重の軽い丸山騎手が乗っていたとしても優秀な時計です。

 

競馬では調教から多くのことが見えてきます。今回スポットを当てた『併せ馬』は、陣営の期待度が伝わる典型例と言っていいでしょう。

G1重賞級の調教パートナーを務めるには、それ相応のスピードが求められます。特に速い時計を出す場合は能力差があり過ぎると、直線で併せ馬にならず単走追いになり負荷がかからない……なんてことも?

そのため多くのケースでは同格馬か、重賞級と併せてもスピード負けしない短距離馬が選ばれることが多いですね。

余談としてフィエールマンは天皇賞・春1着時、同じく手塚厩舎の管理馬でニシノコトダマ(2勝クラス、馬主:西山茂行)が調教パートナーを務めていました。

しかし、ココロノトウダイは1歳上の半姉に中山牝馬S、福島牝馬Sを連勝したフェアリーポルカがいるように、血統的には中距離馬です。

それでいてフィエールマンと併せ馬ができるくらい稽古では動きますし、奥手のタイプだけに今回だけでなく先々まで要注目の1頭ですよ!

 

【9/18(金)更新】“最強の1勝馬”フィリオアレグロの馬主期待度

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本日は2020年“最強の1勝馬”、フィリオアレグロ(馬主:サンデーレーシング、生産:ノーザンF)を取り上げさせてください。

最強の1勝馬は最近だとエタリオウ(18年菊花賞2着など)が真っ先に浮かびますけど、過去にもシックスセンス(05年皐月賞2着など)、エイシンカチータ(97年秋華賞3着など)と、大レースだけ無類の強さを発揮する個性派ホースは時代毎に存在します。

そしてセントライト記念と言えば“元祖”最強の1勝馬、ロイスアンドロイスを忘れてはならないでしょう。

未勝利馬の身分で格上挑戦した青葉賞(当時はOP特別)で3着に好走。その後もラジオたんぱ杯(ラジオNIKKEI賞)で3着に入るも、自己条件に戻った500万下(現1勝クラス)では2・2着と勝ち切れません。

しかし、1993年のセントライト記念では今回のフィリオアレグロと同じく、3階級の格上挑戦で2着に激走!? 当時1勝馬の身分で菊花賞の優先出走権を得ました。

ロイスアンドロイスの話をすると長くなるので詳しくは割愛しますけど、強い相手と走った方が燃えるタイプ(!?)の馬だったのかもしれませんね(小宮注。公式プロフィールの1978年生まれだと1993年は中〇生……というツッコミは却下します)

1993/9/26 セントライト記念(G2) ⑥ロイスアンドロイス(2着)

年齢の若いファンは置いてけぼりの昔話はさておき(苦笑)、時代こそ違えど1勝クラスに使わず重賞へ格上挑戦を繰り返すのは、陣営が大きな期待を寄せているからこそ。

フィリオアレグロの5つ上の半兄は国際G1馬サトノクラウン(16年香港ヴァーズ、17年宝塚記念など)。父がディープインパクトに替わり、サンデーレーシングにて総額1憶2000万円で募集された超良血馬になります。

個人的には兄の馬主である里見治オーナーに売らず、どうしてクラブで募集したのか気になりますけど……(全弟ジョコンダ2の2018は19年セレクトセールで金子真人HDが2憶8080万円で落札)。

この辺は迂闊なことを書くとノーザンF関係者に怒られるので、あえて触れないでおきましょうか(苦笑)

今回は休養明けで初めての右回りコース。キャリア3戦と条件は楽ではありませんけど、2015年にはフィリオアレグロと全く同じ条件でジュンツバサ(10人気)が3着に激走しています。

違いは当時ジュンツバサが1勝クラスを勝ち上がっていた“2勝馬”に対し、フィリオアレグロは重賞3着2回の“1勝馬”であること。

個人的にはロイスアンドロイスと異なりフィリオアレグロは血統人気しますし、馬券で狙うならアタマ無しの馬連、3連系の相手が無難かも?

【9/19(土)更新】サトノフラッグの新聞に載らない激裏話

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本日は弥生賞馬サトノフラッグ(馬主:サトミホースカンパニー、生産:ノーザンF)の、新聞に載らない激裏話を紹介させてください。

実績的に今年のメンバーなら文句なしに本命候補も、今回は『鞍上決定のプロセス(過程)』で、ちょっとした行き違いがあったのをご存知ですか?

順を追って説明すると、サトノフラッグのセントライト記念参戦が正式発表されたのが7月末になります。

そこから約1ヶ月後の8/25(火)に、スポーツ各紙で

 

「サトノフラッグは戸崎騎手とのコンビでセントライト記念へ向かう」

 

と公式アナウンスがありました。この日付が重要です!

戸崎騎手は新馬6着時に騎乗経験があるとはいえ、お世辞にも主戦ジョッキーではありません。

「未勝利→1勝クラス」を連勝したマーフィー騎手は不在ですので、常識的に考えて弥生賞1着とダービーで騎乗した武豊騎手か、皐月賞5着時の鞍上であるルメール騎手が妥当でしょう。

しかし、今回は“大人の事情”により両ジョッキーではなく、戸崎騎手に白羽の矢が立ちました。

参考までにセントライト記念は、シルバーウィーク3日間開催の9/21(月)中山で行われます。同日開催の中京で重賞は組まれておらず、日程的な理由ではありません。

上記の舞台裏はレース当日昼の最終結論までお待ちいただくとして、サトノフラッグの馬主であるサトミホースカンパニーは中山馬主協会に所属しています。

オーナー・サイダー的には弥生賞(G2)を制した中山替わりで狙えるんですけど、これは戸崎騎手が下手とかではなく、鞍上の件でケチがついたのがどう出るか?

ルメール騎手がリスペクト(馬主:石川達絵、生産:白井牧場)に乗っている時点で違和感アリアリですし、何かあったんですかね~(すっとぼけ!?)

 

【お知らせ】

全国書店、コンビニで絶賛発売中。小宮城が連載している「競馬の天才!10月号」では千葉の有力者であり中山ご当地馬主、“ぐりぐり君”こと犬塚悠治郎オーナーを取り上げています。

聞いて驚かないでください。アメーバブログ競馬部門では、みんな大好き西山茂行オーナーを退けて堂々の1位に君臨!(9/19現在)。馬主の立場から多種多様な情報を日々発信されています。

あと、この場をお借りして。犬塚悠治郎オーナーにはブログで雑誌及び連載の宣伝をしていただき恐縮です。繰り返しになりますがアメブロで西山さんより上(最近は2~10位前後)ですからね。競馬ファンへの影響力は半端ないんですよ!

 

 ぐりぐり君の個人馬主ブログ 9/14競馬の天才!に掲載されました

 

先日には犬塚悠治郎オーナーの愛馬ジュラメントが藤田菜七子ジョッキーで、スプリンターズS当日の10/4中山9Rサフラン賞(2歳1勝クラス、牝馬限定芝1600m)に向かうことが発表された。詳しくは雑誌をご覧いただくとして、これはO・S的に激アツ確定!?

競馬の天才10月号より

【9/20(日)更新】大魔神・佐々木主浩オーナーの期待馬ヴァルコスが狙える理由

お待たせしました!

本日はセントライト記念の注目馬筆頭、ヴァルコス(馬主:佐々木主浩、生産:ノーザンF)を紹介させてください。

記事冒頭の繰り返しになりますけど、大魔神・佐々木主浩オーナーは世間で広く名が知れた芸能人馬主になります。

競馬界として芸能人馬主が活躍することには総じて歓迎ムードがあり、大レースを勝てば各種メディアで幅広く取り上げてくれるなど、影響力は一般オーナーとは比較になりません。

例えば競馬ファンの好きな馬主ランキングを実施すれば間違いなくトップ10に入る(個人の感想です)、西山茂行オーナーの愛馬がG1を勝っても、テレビのスポーツニュースで「ニシノ、セイウン軍団でおなじみ西山茂行オーナーの……」とは報じませんよね?

 

しかし、これが佐々木主浩オーナーであれば

 

「プロ野球・大リーグで活躍した大魔神・佐々木主浩オーナーが馬主の……」

 

となり、先日の新潟記念を快勝したブラヴァスでも、同様の事例が散見されました。

 

新潟記念はローカルG3に過ぎず、オーナーが一般人なら競馬以外のメディアは見向きもしません。まさに芸能人馬主だからこその特別扱いであり、これが現実です。

その意味でセントライト記念のヴァルコスは、オーナー・サイダー的に本命候補の1頭!

無観客競馬の長期化でテレビCMの自粛を余儀なくされているJRAとしても、秋のハイシーズンに向けて普段G1しか馬券を買わないライト競馬ファン層への、絶大な宣伝効果が期待できます。

 

「HOT HOLIDAYS!2020」~天皇賞(春) 15秒

コロナ禍でお蔵入りになった天皇賞・春CM。色んな意味でダメだ~(個人の感想です)

 

ただ、新潟記念のブラヴァスは馬主に3200万、厩舎関係者に800万の褒賞金が交付されるサマー2000シリーズ制覇がかかっていました。

また福永騎手もサマージョッキーズシリーズ優勝(100万円、別途30万円分の賞品)のチャンスがあり、馬主、調教師、騎手とも諭吉ニンジン目当てでヤル気MAXの目イチ仕上げ(目一杯仕上げることの略称)を施されていましたからね~。

対して今回のヴァルコスは、あくまでG1の前哨戦という位置づけ。菊花賞に出走可能な賞金も足りていますし、勝負度合いが落ちるのは否めません。

私見として菊花賞には牡馬3冠がかかるコントレイルが控えていますし、メンバー的にも勝負をかけるならセントライト記念だと思うのですが……?

【9/21(月)更新】セントライト記念の最終結論!

お待たせしました!

ヴァルコス(馬主:佐々木主浩、生産:ノーザンF)

正直、今回は3番人気前後と思っていただけに、昼前時点で単勝5番人気には思わず我が目を疑いましたけど……。レースが近づく頃には適性オッズに近づくことを想定しても、過剰人気しやすい芸能人馬主の愛馬が単勝10倍弱なら行くしかないでしょう!

親しい関係者から聞いた話だと、佐々木主浩オーナーも応援のため中山競馬場へ出向くとのこと。「大魔神 降臨」の御前試合で恥ずかしい競馬はできませんし、菊花賞に向けて最高の結果を期待します。

 

心の本命馬ダノンファスト(馬主:ダノックス、生産:社台F)

穴で狙って面白そうなのがダノンファスト。これまでは脚元の関係でダートに使われていましたけど、母ダンスファンタジアは「ダンスインザムード→ダンシングキイ」と連なる超良血になります。血統的に芝替わりは歓迎のタイプです。

1週前追いに騎乗した横山典騎手も「以前と比べて歩様が良くなってきた」と好感触でしたし、横山典騎手は20(日)中山で5鞍に騎乗して3勝をマーク。先週も京成杯AHでトロワゼトワル(4人気)を勝利に導くなど、手綱さばきが冴えわたっています。

またセントライト記念で横山典騎手は2015年ミュゼエイリアン2着(9人気)、17年ミッキースワロー1着(2人気)。19年リオンリオン1着(1人気)と、騎乗機会3年連続で2着以内に好走しているのも心強い限り。今年のメンバーなら1発あるかもしれませんよ?

最後までご覧いただき、本当にありがとうございました!

すでに公開している神戸新聞杯の記事も9/21(月)、22(火)と毎日更新。アクセスが少ない月・火・水・木は、期間限定で『新聞に載らないマル秘話』をコッソリ公開しますのでお楽しみに!

小宮城

1978年千葉県出身。17歳のときに悪友に連れられ競馬と出会って以降、その半生をかけて没頭。「馬主にとって競馬とはあくまで『経済活動』である」という見地に立ち、厩舎・牧場との関係性に着目した「オーナー・サイダー馬主馬券術」を完成。月刊誌「競馬の天才」で長期連載中。

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