【関屋記念2020予想】有力馬&ワケアリ穴馬の新聞に載らない激裏話

今回はサマーマイルシリーズ第3戦、関屋記念(G3、新潟外回り芝1600m)を取り上げたいと思います。

2020年より6/21(日)米子S(L、阪神芝1600m)が加わり、全4戦構成に生まれ変わったサマーマイルシリーズ。優勝馬には褒賞金として馬主に2400万円、厩舎関係者に600万円が交付されるとあって、今年はシリーズ制覇を目論む陣営の参戦が目立ちます。

第2戦の中京記念を18番人気で激走。現在獲得ポイント1位メイケイダイハード(10pt)を筆頭に、同4位ミッキーブリランテ(5pt)、同5位エントシャイデン(4pt)は今回勝利すれば、サマーマイル王者の座に大きく近づくことでしょう。

一応、最終戦として9/13(日)京成杯オータムハンデ(G3、中山芝1600m)が残っているとはいえ、同レースはハンデ戦でシリーズ好走馬には直近の成績に応じて、レースの負担重量が重くなります。

また枠順の有利不利が少なく直線の長い新潟芝1600mと比べて、中山芝1600mは外枠不利でトリッキーな舞台ですからね。

関屋記念とは求められる適性が真逆のコースですし、チャンスがある各陣営は「今回で決める!」と考えているのは間違いありません。

特に「米子S3着→中京記念5着」と、ここまでサマーマイル皆勤賞のミッキーブリランテ陣営は、仮に今回勝利すれば合計15ptとなり、シリーズ制覇は達成したも同然です。

この中間は2週続けて栗東坂路で一杯に追われるなど、強行軍を感じさせない動きを披露しています。

新潟芝1600mは19年夏の長岡京S(3勝クラス)で逃げて4着以来の競馬になりますけど、脚質に幅が増した近走内容から大崩れの心配はないでしょう。

勝負気配は今年の出走馬で1、2位を争う存在ですし、勝ち切るかまでは正直?も、どんな形であれ馬券は押さえておいて損はありませんよ!

8/16(日)新潟11R 関屋記念(G3)

芝1600m 別定

馬番馬名性齢斤量騎手調教師
1プリモシーン牝556福永木村
2ブラックムーン牡857内田博西浦
3アンドラステ牝454岩田望中内田
4メイショウグロッケ牝654柴田善荒川
5メイケイダイハード牡556石橋脩中竹
6アストラエンブレムセ756北村宏小島茂
7ジャンダルム牡557藤井池江寿
8ミッキーブリランテ牡456岩田康矢作
9ハーレムライン牝554木幡巧田中清
10ミラアイトーン牡656横山和菊沢
11クリノガウディー牡456横山典藤沢則
12エントシャイデン牡556川須矢作
13ドーヴァー牡757田辺伊藤圭
14プロディガルサン牡756丸山国枝
15ペプチドバンブー牡556津村武英
16グルーヴィット牡456Mデムーロ松永幹
17サトノアーサー牡656戸崎池江寿
18トロワゼトワル牝554三浦安田隆

【8/12(水)更新】前田幸治オーナー2頭出しエントシャイデン&ジャンダルムの激裏話

お待たせしました!

本日は前田幸治オーナー2頭出しエントシャイデン&ジャンダルムに、スポットを当てたいと思います。

ここだけの話、両馬には「(株)ノースヒルズで新馬勝ち→次走で前田幸治オーナーの個人名義に変更」という共通点があります。2歳秋の時点で馬主関係者が大きな期待を寄せていたのが分かりますね。

しかし、エントシャイデンは9番人気で◎を打った中京記念の記事でも触れたようにゲートが安定せず、なかなかレースで結果を出すことができませんでした。

ジャンダルムも3歳春以降に極度のスランプに陥り、その後は陣営の懸命な努力で一時の不振は脱するも、今度は好走と凡走を繰り返すように……。

どちらもノースヒルズ軍団ゆかりの良血マイラーですけど、ここまで歩んだ戦績は全く異なります。

エントシャイデンは上がり33秒台の決め手を武器にしているのに対して、ジャンダルムは時計を要す馬場を得意としています。レース時の天候も前者は良馬場希望、後者は道悪大歓迎というタイプです。

あくまで個人の意見……と前置きしておきますけど、真逆の適性を持つ2頭を同じレースに使う馬主サイドの意図はどこにあるのか

当たり障りのない表現だと晴れの良馬場ならエントシャイデン、雨の道悪ならジャンダルム。どちらか好走すればOK?的なニュアンスとも受け取れます。

しかし、私には前田幸治オーナー2頭出しの真意は、もう少し深いのではないのかなと?

 

9(日)記事冒頭の繰り返しになりますが、エントシャイデンは関屋記念を勝てばサマーマイルシリーズ王者の座を、ほぼ手中に収めることができます。

直線の長い新潟外回り芝1600mは4走前の谷川岳S2着、新馬1着などベスト条件ですし、今回は間違いなく勝負がかりでしょう。

それに対してジャンダルムは直線ヨーイドンの競馬では厳しいタイプ。常識的に判断すると休み明けを1度使い、昨年10番人気で3着に激走した京成杯オータムハンデが目標と推測します。

すなわち、今回の同馬主2頭出しは目標が先のジャンダルムには、関屋記念でエントシャイデンの末脚を引き出す“極秘ミッション(!?)”があるのではないか。

幸い、脚質はジャンダルムが早仕掛けで粘り込みに対して、エントシャイデンは直線勝負と正反対です。典型的な“前門の虎、後門の狼チームプレー”の布陣ですし、馬主組織戦を得意とするノースヒルズ軍団なら、何かしら仕掛けてきても驚けません。

最終的な取捨はレース当日の天候と馬場状態を見極め、16(日)12時30分頃に更新の記事で公開しますけど、良馬場ならエントシャイデンは有力な本命候補になります!

ただ、天気予報だと今週の新潟は雨模様ですし、得意の道悪になればジャンダルムに残り目も……?

次回更新は8/13(木)を予定しています。関屋記念にジャンダルムと池江厩舎2頭出しで大将格(!?)、サトノアーサー(馬主:サトミホースカンパニー)を取り上げますのでご期待ください!

【8/13(木)更新】池江寿厩舎2頭出しサトノアーサーの激裏話

お待たせしました!

本日はジャンダルム(馬主:前田幸治)と2頭出し池江寿厩舎の大将格(!?)、サトノアーサー(馬主:サトミホースカンパニー)を取り上げたいと思います。

旧ブログからご覧になられている読者諸兄は、2016年の有馬記念におけるキタサンブラック潰しに関して説明は不要でしょう。

同馬主&同厩舎サトノダイヤモンド、ノブレスによる露骨な組織戦は、多方面に物議を醸しました。

大前提として日本では競馬法第31条

 

「他人に得させるため競走において馬の全能力を発揮させなかった騎手」

 

に抵触する可能性があるため、表向きチームプレーは禁止されています(はず)。

しかし、16年有馬で事実上のラビットを務めたサトノノブレスは短期免許で来日中のシュミノー。我が国で組織戦は限りなくグレーゾーンなのを把握しておらず(確信犯!?)、レース後にサトノダイヤモンドと異例の2頭でウイニングランをしている事実からも、恐らく知らなかったんでしょうね~。

上記の件を誰が指示(命令)したかも気になりますけど、2頭を管理していた池江寿師の可能性もゼロではありません。

それだけに関屋記念でノースヒルズ軍団2頭出しの片割れジャンダルムをペースメーカーに仕立て上げ、大将格サトノアーサーは直線勝負に賭ける……という仮説が成り立ちます(個人の感想です)

ただ、ジャンダルムは前田幸治オーナーの所有馬であり、馬主2頭出しエントシャイデンを勝たせるため事実上のラビットにすることはあっても、サトノアーサーの里見治オーナーは全く別系統の馬主になります。

オーナーの発言力が増した近代競馬における力関係は「馬主(生産者)>調教師」。厩舎の都合だけで預託馬を組織戦の駒に使うなど言語道断ですし、仮に実行するとしたら自らも馬券対象に残ることを前提とした“前門の虎、後門の狼チームプレー”が限界です。

もちろん前田幸治オーナーが何としてもエントシャイデンを勝たせて、サマーマイルシリーズ褒賞金3000万(馬主2400万、厩舎600万)をGETしたいと目論むのであれば、ジャンダルムをペースメーカーにすることも物理的に可能ではありますが……?

話をまとめると、ジャンダルムは前田幸治オーナーの了解がない限り、調教師の判断で作戦の指示はできません。今年の関屋記念は傑出馬不在の混戦ですし、池江寿厩舎チームプレーを仕掛ければサトノアーサーは◎の最有力候補だけに残念!?

【8/14(金)更新】社台RH2頭出しの馬主組織戦に注目!?

お待たせしました!

本日は社台RH2頭出しアンドラステトロワゼトワルを取り上げたいと思います(話がややこしくなるので関連馬主の吉田千津オーナー名義ハーレムラインは割愛)。

意外にも関屋記念では逃げ馬の活躍が目立っており、過去10年で[3-1-0-6]。2010年レッツゴーキリシマ(6人気)、17年マルターズアポジー(7人気)と伏兵の激走しているのもポイントでしょう。

今年の出走馬を見渡すと何が何でもハナを切りたいのはトロワゼトワルのみ。しかも中京記念は超Hペースの荒れ馬場を逃げて17着大敗直後とあって、他馬のマークが甘くなりそうなのはいいですね~。

気になる状態面も前走は6キロ増の472キロと、余裕残しの仕上げ(19年京成杯オータムハンデ1着時の馬体重は462キロ)。この中間は2週続けて栗東坂路で52秒台の好時計をマークするなど、攻めを強化して臨みます。ガラリ一変があっても驚けません。

またオーナー・サイダー的な観点で要注目なのは、同馬主2頭出しアンドラステの存在です。

同馬は吉田三兄弟が共同経営する社台C白老F生産馬ですけど、育成及び外厩は社台F関連施設になります。先週のエルムSを圧勝した◎タイムフライヤーと同じ生産牧場なのに、あちらは登録上オーナーがノーザンF直営のサンデーRで“真の所有者”は追分F……というツッコミは置いといて!

成績的には社台RH2頭出しで格下のアンドラステですけど、2走前のパールS(3勝クラス、新潟芝1800m)では中団追走からラスト3F33秒5の末脚を繰り出し快勝。OP初挑戦で牡馬相手のエプソムCでも僅差4着に好走するなど、魅力十分の上がり馬になります。

どちらも展開次第で勝ち負けできるチャンスはありますし、2頭の脚質的にトロワゼトワルが逃げてレースを引っ張り、アンドラステが末脚勝負に賭ける“前門の虎、後門の狼チームプレー”の布陣です。

社台RHとしてはワンツーが理想も、そんなに競馬は甘くありません。ただでさえクラブ母体である社台Fは、ノーザンFや他の大手オーナーブリーダー(馬主兼生産者)の台頭により、重賞では苦戦を強いられていますからね。

馬券はトロワゼトワルの粘り込みに期待する一方、前田幸治オーナー2頭出しの先行役ジャンダルムの出方次第によってはアンドラステの◎抜擢も……?

次回更新は8/15(土)を予定しています。シルクレーシング2頭出しアストラエンブレム&プリモシーン“影のトレーナー”にスポットを当てますのでご期待ください!

【8/15(土)更新】シルクR2頭出しの新聞に載らない激裏話

お待たせしました!

本日は関屋記念にアストラエンブレム、プリモシーンを送り込む、シルクレーシングにスポットを当てたいと思います。

旧ブログからご覧になられている読者諸兄には説明不要ですけど、2頭は関東厩舎の所属で、外厩は『ノーザンファーム天栄』という共通点があります。

ここで興味深いエピソードを紹介させてください。プリモシーンの最終追い切りには福永騎手の代役として、関屋記念でアストラエンブレムに乗る北村宏騎手が騎乗しました。

参考までにプリモシーンの2018年関屋記念1着時の鞍上は北村宏騎手でした。調教パートナーとしては最適なジョッキーとはいえ、見方を変えるとライバル馬の鞍上に状態を把握させることになりますよね?

これこそ同馬主及び外厩で同じ釜の飯を食う間柄……だからこそ、実現可能なことでしょう。

基本的にシルクRの関東所属馬は外厩にノーザンFしがらきを利用している堀厩舎を除き、出走ローテや騎手の決定権を天栄関係者が握っていると言われています。

今回のプリモシーンも18年勝利時の北村宏騎手ではなく、“大人の事情”により昨年7月以来のコンビ復活となる福永騎手が起用されました。

またクラブ公式HPでプリモシーンの鞍上が発表されたのは7/23(木)に対して、アストラエンブレムは1週遅れの7/30(木)になります。

この時点で馬主サイドの評価は「プリモシーン>アストラエンブレム」であり、北村宏騎手は天栄のセカンドドライバー的な位置づけと推測できるのです。

また脚質的に前田幸治オーナー、社台RH2頭出しと同じく、1頭が前に行き、もう1頭が直線勝負に賭ける“前門の虎、後門の狼チームプレー”の布陣になります。

オーナー・サイダー的な観点で予想すると、北村宏騎手が乗るアストラエンブレムが先行策でレースを引っ張り、福永騎手のプリモシーンの末脚を引き出す……といった馬主組織戦も、理論上可能ではあります。

もちろんクラブ馬の2頭には双方とも出資者がいますので、露骨にラビット(ペースメーカー)として使うのは難しいでしょう。

しかし、シルクRには2017年の七夕賞で物議を醸したマルターズアポジー潰しの“前科”があるだけに、馬主関係者や影のトレーナーの意向次第によっては……?

2017/07/09 第53回 七夕賞(GⅢ)【ゼーヴィント】

【8/16(日)更新】関屋記念の最終結論!

アンドラステ(馬主:社台RH、生産:社台コーポレーション白老ファーム)

詳しくは後述する心の本命馬エントシャイデンと直前まで迷いましたけど、16(日)新潟の天候が不透明のため、エプソムC4着時にも◎を打った晴雨兼用の同馬に期待した次第です。

今回は社台RH2頭出しトロワゼトワル。事実上の同馬主ハーレムライン(吉田千津オーナーは社台F代表・吉田照哉氏の妻)とのチームプレーが見込めますし、“社台三連星の大将格”として重賞初制覇のチャンス十分と見ます。

 

心の本命馬エントシャイデン(馬主:前田幸治、生産:ノースヒルズ)

雨が降らなければ前走の中京記念に続いて、この馬に◎を予定していました。しかし、日曜の新潟は天気予報どおり雨模様……。稍重でも好走歴はあるので2走続けて激走の可能性は残されていますけど、これ以上悪化して苦手の道悪になると割引が必要でしょう。

一部専門紙でも報じられているように、ノースヒルズ軍団の先行役ジャンダルムはチークピーシズを装着する予定です。目標は次走の京成杯オータムハンデと勝手に思っていただけに意外な行動ですけど、勝てばサマーマイルシリーズ制覇がほぼ確定する、エントシャイデンと前田幸治オーナー2頭出しの今回であれば合点がいきます。

色んな意味でジャンダルムのレースぶりに要注目ですけど、今年の関屋記念は有力馬オーナーによる組織戦対決から目が離せません!?

小宮城

1978年千葉県出身。17歳のときに悪友に連れられ競馬と出会って以降、その半生をかけて没頭。「馬主にとって競馬とはあくまで『経済活動』である」という見地に立ち、厩舎・牧場との関係性に着目した「オーナー・サイダー馬主馬券術」を完成。月刊誌「競馬の天才」で長期連載中。

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