【スプリンターズステークス2020予想】大物馬主&ワケアリ穴馬の新聞に載らない激裏話

お待たせしました!

今回は秋のG1開幕戦、スプリンターズステークス(G1、中山芝1200m)を取り上げさせてください。

何と言っても今年の注目は前走で安田記念(G1)を勝った池添騎手ではなく、“大人の事情”によりルメール騎手に乗り替わる、グランアレグリア(馬主:サンデーR、生産:ノーザンF)でしょう。

2走前の高松宮記念(G1)は3位入線の繰り上がりとはいえ、初の芝1200m戦で2着に持ってくるなど連対率100%!

そんな相性抜群の騎手を降ろしてまでルメール騎手ですし、これは誰の意向なのでしょうか?

 

大前提としてノーザンF関連クラブ(サンデーR、キャロットF、シルクR)の出走ローテ及び騎手起用は、登録上オーナーではなく“真の所有者”と、東西外厩を統べる“影のトレーナー”が事実上決定していると言われています。

また池添騎手は昨秋のマイルCSをインディチャンプ(馬主:シルクR、生産:ノーザンF)で快勝。当時は主戦の福永騎手が騎乗停止のため代打騎乗とはいえ、次走の香港マイルではレーン騎手に乗り替わり7着に敗れました。

そのほかにも2018年に有馬記念を制したブラストワンピース(馬主:シルクR。生産:ノーザンF)は、トップハンデ59キロを背負って8着に敗れた目黒記念を最後に降板。川田騎手に乗り替わり、その後は1度も騎乗していません。

上記の件に関して詳しくは週末更新の記事で改めて紹介するとして、三度繰り返された非情采配は、生産者サイドの勝利に対する執念の表れなのか?

 

そのほかにも今年のスプリンターズSは、セントウルSの記事で三浦騎手サプライズ起用の舞台裏を暴露。こちらも“大人の事情”により川田騎手に乗り替わる昨年3着馬ダノンスマッシュ(馬主:ダノックス、生産:ケイアイF)など、色んな意味で話題には事欠きません(苦笑)

昨年2着馬で高松宮記念を繰り上がりで制したモズスーパーフレア(馬主:キャピタル・システム)は、“大人の事情”(本日3回目)により、今回も何が何でも逃げるのは確実です。同型馬の出方に鞍上の松若騎手がヒヨって控えようものなら……(自主規制)。

こんな感じで今年のスプリンターズS有力馬陣営は、何かしらワケアリだったりします。

私としてはネタに困らないので大助かりですけど、どう考えても1~3番人気では決まらないでしょうね~(個人の感想です)

10/4(日)中山11R スプリンターズS(G1)

芝1200m 定量

馬番馬名性齢馬主生産者
1ダイメイプリンセス牝7宮本孝一横井哲
2モズスーパーフレア牝5キャピタル・システムAlpha Delta Stables LLC
3ダノンスマッシュ牡5ダノックスケイアイファーム
4キングハート牡7増田陽一奥山博
5メイショウグロッケ牝6松本好隆まるとみ冨岡牧場
6ライトオンキュー牡5ゴドルフィンダーレー・ジャパン・ファーム
7ミスターメロディ牡5グリーンフィールズBell Tower Thoroughbreds
8ダイメイフジ牡6宮本昇横井哲
9ダイアトニック牡5シルクレーシング酒井牧場
10グランアレグリア牝4サンデーレーシングノーザンファーム
11ラブカンプー牝5増田陽一奥山博
12ビアンフェ牡3前田幸貴ノースヒルズ
13レッドアンシェル牡6東京ホースレーシングノーザンファーム
14エイティーンガール牝4中山泰志庄野牧場
15クリノガウディー牡4栗本博晴三輪牧場
16アウィルアウェイ牝4吉田勝己ノーザンファーム

【9/28(月)更新】レース展開の鍵を握る(!?)、同馬主きょうだい“前門の虎、後門の狼チームプレー”

お待たせしました!

本日は予定を微修正。スプリンターズSに森田厩舎3頭出しではなく、

 

姉・ダイメイプリンセス(馬主:宮本孝一)&弟・ダイメイフジ(馬主:宮本昇)

兄・キングハート(馬主:増田陽一)&妹・ラブカンプー(馬主:増田陽一)

 

馬主別きょうだいチームプレーにスポットを当てさせてください。

 

過去ブログ及び某所や、私の愚書オーナー・サイダー~平成最後の馬主戦争~でも紹介したように、上記のきょうだいは何度も同じレースに出走。1頭が前に行き、もう1頭が中団後方に控える“前門の虎、後門の狼チームプレー”を披露しています。

そこで当初は先週の神戸新聞杯を圧勝したコントレイルと同じく、レース動画で説明したかったのですが……。

9/27(日)12~13時頃にかけて大規模なアクセス障害が発生。ブログが閲覧しにくい状態が続きました。障害の原因はGoogle上位検索で引っかかるようになり、旧ブログ時と比べて激増したアクセス集中によるものです。

ただ、先週に限ってはチームプレー説明のため記事内にYouTube動画を合計10個も掲載していたため、因果関係は現在調査中も、通常時よりメモリ負荷が大きかった可能性があります。

読者諸兄の皆さまには多大なご迷惑をおかけして申し訳ございません。今後は再発防止に努めると同時に、対応策として可能な限りレース映像は期間限定記事で公開。週末までにYouTube動画は必要最低限だけ残す方向で検討しています。

そこで今回は上記4頭が揃い踏みした、2019年オーシャンSだけ紹介させてください。

2019 3/2 オーシャンS(G3) 中山芝1200m

⑥ダイメイフジ(3着) ⑤ダイメイプリンセス(10着)

⑬キングハート(9着) ⑪ラブカンプー(16着)

妹・ラブカンプーが先行してレースを引っ張り、兄・キングハートが直線勝負に賭ける、増田陽一オーナー十八番の布陣ですね。

ダイメイ姉弟のチームプレーはここまで極端ではないですけど、基本的にフジが前に行き、プリンセスが中団後方と構図は全く同じになります。

この同馬主きょうだいは過去にも同様の戦法を繰り出していますし、今回のスプリンターズSでも何かしら仕掛けてくるでしょう。

先行役のダイメイフジ、ラブカンプーの出方次第によってはレース展開に大きな影響を及ぼしますし、ダイメイ&増田陽一オーナー2頭出しの走りに要注目です!

【9/29(火)更新】レッドアンシェル(馬主:東京ホースレーシング)の買い材料と不安要素

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本日はオーナー・サイダー的に要注目の伏兵候補、レッドアンシェル(馬主:東京ホースレーシング、生産:ノーザンF)を取り上げさせてください。

馬主の東京ホースレーシング(以下、東京HR)は、2016、17年にスプリンターズSを連覇したレッドファルクスを筆頭に、過去10年で[2-0-1-3]。出走した所属馬の半数が馬券に絡んでいるのをご存知ですか?

 

【東京HR】スプリンターズS好走馬

17年 レッドファルクス 1着(1人気)

16年 レッドファルクス 1着(3人気)

14年 レッドオーヴァル 3着(5人気)

 

さらに今回は【期間限定記事】で後述する“大人の事情”が複雑に絡み合った結果とはいえ、鞍上にレッドファルクスを連覇に導いたM.デムーロ騎手に乗り替わります。

馬主サイドとしては当時の再現を狙ってのジョッキー起用ですし、サマースプリントシリーズ制覇の勢いもあるだけに面白い存在です。

 

ただ、持ち上げておいて突然落としますけど、レッドアンシェルはソラ(直線で抜け出すを気を抜く)を使うので、お世辞にも乗り替わりはプラスとは言えません。

 

案の定、M.デムーロ騎手が騎乗した1週前追い切りでも

 

「すごくかっこよくて賢い馬ですね。抜け出したときにソラを使ったので仕掛けたくらいで必要以上にはやりませんでしたが、最後まで手応えに余裕があったので時計はまだまだ詰められたと思います。動きも素軽くて1週前としては何も言うことはありません。レースが楽しみです」(9/24東京HRレッドアンシェル近況より)

 

とヨイショを交えて語っているように、気性面に課題があるのは事実でしょう。

 

前走の北九州記念(G3)では弱点克服のためブリンカーを装着。それが見事ハマった形ですけど、陣営間の調整がつけばクセを把握している福永騎手の方が良かった心強かったかも……?

スプリンターズS 1週前追い切り 1:28~レッドアンシェル

【9/30(水)更新】ライトオンキュー(馬主:ゴドルフィン、生産:ダーレー・J・F)に注目する理由

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本日はオーナー・サイダーの観点から絶対に買わなければならない1頭、ライトオンキュー(馬主:ゴドルフィン、生産:ダーレー・J・F)を取り上げさせてください。

旧ブログや月刊誌連載、愚書オーナー・サイダー~平成最後の馬主戦争~でも繰り返し紹介しているように、馬主のゴドルフィンは芝1200m戦で驚異的な成績を残しています。

どれくらい凄いのか。それは下記の馬主別成績を見れば一目瞭然でしょう。

世界の競馬を席巻するダーレー軍団も、日本ではノーザンFを筆頭とする社台グループの牙城を崩せず、大レースでは苦戦を強いられてきました。

そこでノーザンFが力を入れていない短距離路線に矛先を向けて、芝1200mで勝ち星を量産。並みいる大物個人オーナー相手にダブルスコア近い差をつけるほど圧倒しているのをご存知ですか?

 

順位馬主着別度数勝率連対率複勝率
1ゴドルフィン58- 44- 47-267/41613.9%24.5%35.8%
2ラフィアン36- 47- 35-337/4557.9%18.2%25.9%
3松本好雄36- 39- 39-454/5686.3%13.2%20.1%
4キャロットファーム36- 22- 19-277/35410.2%16.4%21.8%
5西山茂行35- 31- 19-272/3579.8%18.5%23.8%
6サンデーレーシング34- 35- 23-225/31710.7%21.8%29.0%
7ノルマンディーTR29- 20- 24-246/3199.1%15.4%22.9%
8ノースヒルズ28- 32- 17-178/25511.0%23.5%30.2%
9ミルファーム27- 37- 42-502/6084.4%10.5%17.4%
10シルクレーシング23- 28- 21-229/3017.6%16.9%23.9%

※(集計期間15年1/10~20年9/20。ゴドルフィンは名義変更前にH.H.シェイク・モハメド名義を含む)

 

また芝1200m戦におけるダーレー軍団の強さは、条件戦だけに留まりません。

事実、スプリンターズSを2018年ファインニードル、19年タワーオブロンドンと現在2連勝中。今年は連覇を目指していたタワーオブロンドンが爪不安で回避したのが残念でなりませんけど、芝1200mの鬼ゴドルフィンの秘蔵っ子ライトオンキューが控えています。

競馬にタラ・レバは禁物ですけど、同馬に関しては【期間限定記事】で後述する“大人の事情”が無ければ、今頃G1馬になっていたかもしれません。それくらいの高いポテンシャルを秘めた逸材ですし、順調に調整されて想定5~7人気の今回は思い切って◎抜擢も……?

【10/1(木)更新】モズスーパーフレアの新聞に載らない激裏話

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本日は何が何でも逃げないと松若騎手は●●される(!?)、モズスーパーフレア(馬主:キャピタル・システム)の新聞に載らない激裏話を紹介させてください。

オープン昇級後の11戦中10戦で4コーナー先頭。壮絶な先手争いの末に3番手からの競馬を余儀なくされた19年北九州記念4着以外、“逃げ”にこだわった競馬を続けています。

それは高松宮記念でクリノガウディーの進路妨害により1位入線4位降着の繰り上がりながら、晴れてG1馬となった現在も変わりません。

前走の20年北九州記念では前半3F32秒4の超ハイペースで逃げながら、56.5キロのトップハンデ(牡馬に換算すると2キロ増の58.5キロ)を背負い、2着に粘り込みました。

モズスーパーフレア以外は掲示板を差し・追い込み馬が独占する展開でしたし、着順以上に強い内容だったのは間違いありません。

同様の競馬で2着に逃げ粘った19年スプリンターズSを振り返っても、スタートで後手を踏まなければ何が何でもハナを切る構えです。

2020 北九州記念 ⑩モズスーパーフレア(2着)

しかし、今回は【9/28(月)更新】レース展開の鍵を握る(!?)、同馬主きょうだい“前門の虎、後門の狼チームプレー”で紹介した、ラブカンプーとダイメイフジが積極策に打って出るのは確実。仮に2頭が共倒れになったとしても、直線勝負に賭ける後門の狼キングハート、ダイメイプリンセスの末脚を引き出すことができます

前門の虎2頭に突発的なアクシデント(出遅れや発馬直後の不利)が起こらない限り、楽には逃げさせてもらえません。前走の北九州記念と同じく、ロケットスタートを決めて大逃げに持ち込む形になるでしょう。

モズスーパーフレア陣営も「ウチに馬に競り駆けると酷い目に遭うぞ?」と、半ば開き直って公言しているほどですし、鞍上が指示(命令)を忠実に守る若手の松若騎手ですからね~。

仮に、仮にですよ。他馬の出方にヒヨってジョッキーの判断で番手に控えようものなら、十中八九●●されます(自主規制)。

指示どおり乗れば“騎手の責任”は問われませんし、今年のスプリンターズSは壮絶な先手争いから目が離せませんよ!

【10/2(金)更新】ダノンスマッシュの新聞に載らない激裏話

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本日は“大人の事情”により前走でセントウルSを快勝した三浦騎手ではなく、川田騎手と再コンビを結成するダノンスマッシュ(馬主:ダノックス、生産:ケイアイF)を取り上げさせてください。

今回のサプライズ人事に関してはセントウルSの最終結論及び、翌週の期間限定記事で補足説明していますので詳細は割愛します。

1つだけハッキリしているのは、川田騎手はセントウルSでダノンスマッシュ陣営から騎乗依頼が無かったか、本人に意思で断り(!?)、レースで乗り馬がいなかったこと。

ひと言で説明すれば昨年の菊花賞で降ろされたニシノデイジーの勝浦Jと同じ。クビを宣告した馬主サイドから「また乗ってくれるか?」と打診されて、ジョッキー側が受諾すればお終い。馬主(生産者)と騎手はそういう関係です。

 

ただ、川田騎手にはスプリンターズSに、アウィルアウェイ(馬主:吉田勝己、生産:ノーザンF)というお手馬が出走を予定しています。

川田騎手とのコンビではシルクロードS1着後、高松宮記念ではダノンスマッシュを選ぶ形で松山騎手に乗り替わり11着。その後に再コンビを結成してCBC賞7着、北九州記念3着という成績です。

ここで疑問なのは、どうしてアウィルアウェイに乗らなかったのか?

仮に、仮にですよ。ダノンスマッシュ陣営から騎乗依頼があり、それを引き受けたからゴメンなさい。またポイ捨てします(!?)、なのか。もう1つの可能性として、川田騎手サイドが

 

 

「(現状のアウィルアウェイだと)G1では勝負にならない……」

 

 

と判断。ダノンスマッシュ陣営に「高松宮記念(10着)はヘグって申し訳ございません。もう1回チャンスを下さい!」と、“営業”をかけたのかもしれません。

近代競馬においてジョッキーの騎乗馬は騎手本人だけでなく、エージェント(騎乗仲介者)の判断に加えて、馬主(生産者)や調教師との関係性が複雑に絡んできます。

直近の例を挙げると、これはブログで書くと少々具合の悪い話ですが……。

 

セントウルSにはダノンスマッシュ以外にも、川田騎手が騎乗経験のあるシヴァージが出走していました。あくまで私が商売柄(!?)、伝え聞いた噂に過ぎません。何でも川田騎手サイドは

 

 

「(前が止まらない中京開幕週に)追い込み脚質のシヴァージは厳しい」

 

 

と判断。この辺は表現方法が難しいですけど、“乗れたのに騎乗しなかった”らしいんですよ?

その結果、シヴァージは若手の岩田望騎手で出走。レースも川田騎手サイドの想定どおり(!?)、最後方から上がり33秒2の末脚を繰り出すも10着(4人気)に敗れています。

上記の話を聞くと川田騎手(エージェントの判断?)は、お世辞抜きに超有能ですよね?

個人的に私も【セントウルS】高松宮記念5着シヴァージは日本の夏が苦手!?の記事で紹介した“弱点”の記事で紹介した“弱点”もあり、自信の無印評価でした(2着メイショウグロッケって……泣)。

まぁ、見方を変えればセントウルSに乗らなかったせいで、余計な疑念を生むことになったんですけど(苦笑)

2020 9/13 セントウルS(G2) ⑨シヴァージ(10着)

最後に。【セントウルS】ダノンスマッシュ(馬主:ダノックス、生産:ケイアイF)の新聞に載らない激裏話で紹介した“前哨戦のダノン”の法則に従うと、今回は割引が必要になります。

ただ、ダノンスマッシュは昨年の3着馬ですし、スプリンターズSは同じ馬が続けて好走する“リピーターレース”になります。

前後の経緯はどうあれ川田騎手に鞍上強化は間違いなく勝負がかり。誤算は不義理をした三浦騎手がクリノガウディー(馬主:栗本博晴)の鞍上に収まったのは気がかりも、ジョッキーは大人ですからレース中に邪魔はしない……はず!?

【10/3(土)更新】グランアレグリアの新聞に載らない激裏話

お待たせしました!

本日はダノンスマッシュと同じく“大人の事情”によりルメール騎手に乗り替わる、グランアレグリア(馬主:サンデーR、生産:ノーザンF)の新聞に載らない激裏話を紹介させてください。

記事冒頭の繰り返しになりますけど、大前提としてノーザンF関連クラブ(サンデーR、キャロットF、シルクR)の出走ローテ及び騎手起用は、登録上オーナーではなく“真の所有者”と、東西外厩を統べる“影のトレーナー”が事実上決定していると言われています。

それは競馬界を代表する名伯楽・藤沢和調教師であっても同様です。サンデーRの公式HPでは「調教師と協議のうえ……」という公式発表でも、厩舎サイドに決定権はほとんどありません。

具体例を挙げれば、2019年フラワーC(G3)でコントラチェック(馬主:キャロットF、生産:ノーザンF)に乗る予定のルメール騎手が騎乗停止となり、代役として影のトレーナーご指名の丸山騎手に乗り替わり。見事、期待に応えて勝利しました。

補足として丸山騎手は19年フェアリーS(G3)を、フィリアプーラ(馬主:キャロットF、生産:ノーザンF)で勝利。言わばコントラチェックのサプライズ人事は“ご褒美”であり、その後もノーザンF関東馬の外厩である天栄調整馬を中心に、勝ち星を積み重ねています。

参考までに当時の丸山騎手は藤沢和厩舎の管理馬で勝利数はゼロ。色々あって13~16年は1度も乗っておらず、デビューした2009~19年春の約10年で[0-2-0-14]。重賞で上位人気に支持される有力馬に騎乗したこともありませんでした。

今回の件も厩舎サイドとしては、スプリンターズS連覇を目指すも爪不安により回避を余儀なくされたタワーオブロンドンと、どちらにルメール騎手を乗せたいか。ノーザンF 関係者にお伺いを立てるのが関の山でしょうね(個人の感想です)。

 

【ポイント】近代競馬において馬主(生産者)は、発言力ピラミッドの頂点に立つ存在になります。

 

唐突に「(藤田)菜七子ちゃんを乗せろ!」と言い出したり、オーナーのゴルフや飲み仲間だからという理由で中堅下位ジョッキーを鞍上に指名。結果が出なかったから問答無用で降ろしておいて、リーディング上位騎手にポイ捨てされたら「また乗らないか?」と、どこの誰とは言いませんが本当メチャクチャですよ(苦笑)

話を本題に戻すと、ノーザンFにおける騎手起用にもエコ贔屓がないとは言いませんけど、あくまで勝利最優先の判断です。G1を勝つ確率は池添騎手よりも、ルメール騎手の方が圧倒的に高い。それだけです。

ちなみに、ルメール騎手がG1で1番人気馬に乗ると[16-5-8-12]勝率39%、連対率51.2%、複勝率70.7%まで跳ね上がります

この数字は3回に1回以上勝利、2回に1回以上連対。ほとんど3着以内に来ている計算ですし、あくまで確率論の話になりますけど、人気でも下手に逆らわない方がいいかもしれません。

個人的に芝1200mのG1でノーザンF生産の有力馬を積極的に買いたくないですけど、当初は昨年の最優秀短距離馬インディチャンプ(軽い脚部不安で回避)も参戦を予定していたように、馬主(生産者)サイドはスプリンターズSを勝ちに来ているだけに……?

騎手着別度数勝率連対率複勝率
ルメール30- 22- 17-102/17117.5%30.4%40.4%
池添謙一26- 21- 18-189/25410.2%18.5%25.6%

ルメール、池添騎手のG1成績(JRA競走のみ)

【10/4(日)更新】スプリンターズSの最終結論!


今週1番の勝負レース候補


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お待たせしました!

ダノンスマッシュ(馬主:ダノックス、生産:ケイアイF)

あえてG1で「前哨戦のダノン」に◎を打つ最大の根拠は、“大人の事情”により再コンビを結成する川田騎手になります。

大事なことなので再度強調しますけど、川田騎手は高松宮記念10着の詰め腹を切らされて、陣営から1度はクビを宣告。そして川田騎手はレーン騎手に乗り替わった京王杯SC後も、ダノックスの馬には普通に乗っていました

上記の動かしようがない“2つの事実”から導き出される結論は……。あとは読者諸兄の想像にお任せします。

競馬界の表も裏も知り尽くした私から言えることは、馬主及びジョッキーの双方にとって、今回は悲願のG1制覇に燃えていること。

色々あってセントウルSの時は騎乗しなかった(できなかった)ですけど、川田騎手にとっては汚名返上の機会が巡ってきました。

過去の経緯はキレイさっぱり水に流して、馬主関係者の信頼に応える渾身騎乗に期待します!

 

心の本命馬ライトオンキュー(馬主:ゴドルフィン、生産:ダーレー・J・F)

週中の段階で色気アリアリなのが文面からバレバレでしたけど、馬主情報的に穴馬を1頭挙げろと問われれば、即答でこの馬になります。

現在スプリンターズSを2連勝中。芝1200mの最強馬主ゴドルフィンの秘密兵器に加えて、夏場の天候不順により例年と比べて時計を要する中山の馬場もいいですね。

この中間は不可抗力によるアクシデント続きの同馬としては奇跡に近い(!?)くらい、すこぶる順調に調整されています。

坂路で唸るような動きを披露していますし、予定どおり調教を積めると、こんなにも違うのかなと(苦笑)

勝負の手綱を託された古川吉騎手の、23年ぶりG1制覇があっても驚けませんよ?

 

今週も最後までご覧いただき、本当にありがとうございました!

すでに公開している京都大賞典(G2)の記事も毎日更新。アクセスが少ない月・火・水・木は、期間限定で『新聞に載らないマル秘話』をコッソリ公開しますのでお楽しみに!

 

小宮城

1978年千葉県出身。17歳のときに悪友に連れられ競馬と出会って以降、その半生をかけて没頭。「馬主にとって競馬とはあくまで『経済活動』である」という見地に立ち、厩舎・牧場との関係性に着目した「オーナー・サイダー馬主馬券術」を完成。月刊誌「競馬の天才」で長期連載中。

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