【七夕賞2020予想】マイネル軍団3頭出しの新聞に載らない激裏話

7/12(日)は福島で七夕賞、阪神でプロキオンSが行われます。

今年のプロキオンSは帝王賞を補欠1番手で除外されたサンライズノヴァを筆頭に、ダート1400m戦としては異例の豪華メンバーですが……。

後述するオーナー・サイダー的な視点により、今回は七夕賞(G3、ハンデ芝2000m)を取り上げさせてください。

何故なら七夕賞はマイネル軍団(サラブレッドクラブ・ラフィアン)過去10年で[1-2-1-5]。勝率11.1%、連対率33.3%、複勝率44.4%と約2頭に1頭は3着以内に好走!

今年は前走の福島民報杯を制したマイネルサーパス(馬主:ラフィアン)を筆頭に、同3着ウインイクシード(馬主:ウイン)、アンノートル(馬主:ビッグレッドF)と関連馬3頭出しを予定しています。

マイネル軍団が得意とするチームプレー発動なるかも含めて要注目です!

7/12(日)福島11R 七夕賞(G3)

芝2000m ハンデ

馬番馬名性齢斤量騎手調教師
1バレリオ牡555石橋脩相沢
2ウインイクシード牡656横山武鈴木伸
3クレッシェンドラヴ牡657内田博
4パッシングスルー牝454戸崎黒岩
5マイネルサーパス牡456.5国分優高木登
6ジナンボー牡556レーン
7エアウィンザー牡657三浦角居
8アウトライアーズ牡654丸田小島茂
9ノーブルマーズ牡756高倉宮本
10ソールインパクト牡854吉田豊戸田
11ヒンドゥタイムズ牡455北村友斉藤崇
12ヴァンケドミンゴ牡454酒井学藤岡健
13ブラヴァス牡455福永友道
14オセアグレイト牡455野中菊川
15リュヌルージュ牝552Mデム斉藤崇
16レッドローゼス牡656石川国枝

【7/8(水)更新】クレッシェンドラヴの新聞に載らない激裏話

お待たせしました!

本日は2019年の2着馬で、昨年の七夕賞で◎を打ったクレッシェンドラヴ(馬主:広尾レース)にスポットを当てたいと思います。

19年秋の福島記念を始め福島は[1-3-0-0]と4戦パーフェクト連対のコース巧者も、今年は中山記念から約7ヶ月の休養明けとなります。

また今回は当初予定していた日経賞を、筋肉痛により大事を取って回避。再放牧で立て直しを余儀なくされました。

昨年暮れの有馬記念を除外されて年またぎスライド出走を強いられ、1番人気を裏切った前走の中山金杯7着からリズムが悪い感じがしますね。

しかし、主戦の内田博騎手が跨った7/1(水)の1週前追いでは、不良馬場の美浦ウッドで自己ベストタイの5F63秒5の好時計をマーク。しかも馬なりでラスト1F12秒台にまとめるなど、アクシデント明けを感じさせない動きを披露しています。

またオーナー・サイダー的に興味深いのは先日、出資者に福島記念優勝の記念ぬいぐるみが送られていること。

昨今のコロナ禍による影響や、クレッシェンドラヴの復帰戦に合わせたのかもしれませんけど、秋のローカル重賞勝利の記念品オリジナルグッズを、この時期に……ですよ?

大人の事情(無断転載)により加工処理しました

非社台ノーザン系の中小1口クラブでは、重賞に所属馬を送り込むのも至難の業です。

馬主の広尾レースは2頭出しで挑んだ先週のラジオNIKKEI賞を、前門の虎パンサラッサ2着、後門の狼パラスアテナ4着と悔しい結果に終わりました。

クラブ関係者としては先週の分も含めて、七夕賞のクレッシェンドラヴにかける期待は大きいのは間違いありません。

長期休養明けやアクシデントを嫌われて人気を落とすようであれば、逆に狙い目かもしれませんよ?

【7/9(木)更新】ヒンドゥタイムズの新聞に載らない激裏話

お待たせしました!

本日はオーナー・サイダー的に福島ご当地馬主、シルクレーシングの隠し球ヒンドゥタイムズにスポットを当てたいと思います。

この場でノーザンF傘下クラブとして生まれ変わった現在のシルクRを、福島ご当地馬主として扱っていいのか問題は、とりあえず置いておきましょう(苦笑)

O・Sを抜きにしても七夕賞のヒンドゥタイムズは、穴で狙って損はありません!

ここだけの話、同馬は6/24(水)の追い切りで、宝塚記念を圧勝したクロノジェネシスの調教パートナーを務めています。

15:32~。3頭併せの最内がクロノジェネシス、1番外がヒンドゥタイムズ

しかし、大半の競馬専門紙では3頭併せの真ん中ステラリア(2歳未勝利)と記載されており、クロノジェネシスの“ク”の字も出てきません。

振り返れば宝塚記念のクロノジェネシスも最終追いで2歳未勝利馬に遅れたことを、一部では不安視されていました。

ところが実際の結果は6馬身差の大楽勝。余談として宝塚記念週の土曜に出走したステラリアは、単勝1.5倍の断然人気で3着に敗れています(馬主は社台RHですから……。仕方ないね)

ヒンドゥタイムズは6/24(水)以降にウッドで4本時計を出しており、北村友騎手が騎乗した7/6(水)の最終追いでは七夕賞に斉藤崇厩舎2頭出しリュヌルージュを圧倒。不良馬場のウッドで持ったままラスト1F11秒6をマークするなど、大駆けムードを漂わせています。

デビュー以来3着以下に敗れたのは4走前の1度だけ。クロノジェネシスと併せ馬を行うほど厩舎の期待馬ですし、ハンデ55キロなら激走があっても驚けませんよ?

【7/10(金)更新】2頭出しになったマイネル軍団の激裏話

お待たせしました!

本日は当初の予定を変更。やむを得ぬ事情により3頭出しの予定が2頭出しとなった、マイネル軍団の新聞に載らない激裏話を前倒し公開したいと思います。

詳しくは後述しますけど、アンノートル(馬主:ビッグレッドF)が賞金順位17番目で除外されたのは痛恨でしょう。

これにより今年の七夕賞はウインイクシード(馬主:ウイン)、マイネルサーパス(馬主:ラフィアン)の2頭による“前門の虎、後門の狼チームプレー”しか事実上、打つ手が無くなりました。

旧ブログから毎日欠かさずご覧になられている読者諸兄はよ~くご存知の通り、マイネル軍団はここ1番で馬主組織戦(!?)を仕掛けてきます。

関連馬3頭出しで挑んだ2018年の七夕賞ではマイネルミラノ(9着)がHペースの逃げでレースを引っ張り、17年2着馬マイネルハニー(8着)が先行集団を追走。直線勝負に賭けた4番人気マイネルサージュが2着と、十八番のチームプレーが炸裂したのは記憶に新しいところ。

 

また今年予定していた3頭出しはラフィアン、ウイン、ビッグレッドFと馬主名義が異なっており、その中でもアンノートルは自己所有馬でした(ビッグレッドF名義には一部、個人馬主向けオーナーズ馬が含まれているので注意!)

すなわち、オークスで果敢な逃げを打ち2着ウインマリリン、3着ウインマイティーの激走をサポート(!?)した、16着スマイルカナ(馬主:岡田繁幸)と同じく、アシスト役として打ってつけの存在でした。

しかし、繰り返しになりますがアンノートルは賞金不足により無念の除外。マイネルサーパス、ウインイクシードは2頭とも出資者がいるクラブ馬ですし、どちらかを“捨て駒”として使うわけにはいかないでしょう。常識的に考えれば!

「2018年のマイネルミラノは……?」っという件は馬主関係者の倫理観になるので、コメントは差し控えさせてください苦笑

ラフィアンは七夕賞を過去10年で[1-2-1-5]勝率11.1%、連対率33.3%、複勝率44.4%。9(木)の記事で紹介した福島ご当地馬主、シルクRを上回る好成績をマークしています。

オーナー・サイダー的に関連馬3頭出しなら福島民報杯に続いて2頭軸まで考えていましたけど、先週ラジオNIKKEI賞の広尾レース2頭出しパラスアテナ&パンサラッサのように、中途半端な形のチームプレーだと……?

【7/11(土)更新】超人気薄アウトライアーズに注目する理由

お待たせしました!

本日は七夕賞の特注穴馬(!?)、アウトライアーズ(馬主:丸山担、生産:ノーザンF)にスポットを当てたいと思います。

大半の競馬ファンにとって空気扱いの超人気薄ですけど、オーナー・サイダー的に狙える根拠があります!

順を追って説明すると、来週7/13(月)に行われる日本最大の競走馬セリ市、セレクトセールに同馬の半弟ウィストラムの2019(父キタサンブラック)が上場を予定しているのをご存知ですか?

画像はレイクヴィラF公式HPより

過去の七夕賞でもセレクトセール関連馬が人気薄で激走。メガトン馬券の立役者となっています。

セレクトセールの直前に上場馬の兄姉を勝たせてセリの値段を上げるのは、社台グループの十八番。特にノーザンF関連馬の勝負馬精度は、人気の有無を問わず驚異的な確率で絡みます。

2018年に単勝万馬券で勝利したメドウラーク(11人気)は、翌週のセレクトセールで半弟(父ロードカナロア)が1憶1880万円の高値で、金子真人オーナーによって落札されました。

また15年には単勝213.4倍のマデイラ(16人気)が3着に激走!?「2→8→16番人気」の組み合わせで3連単100万馬券が飛び出すなど、普通に予想しては買えない爆穴馬が大波乱を演出しています。

 

18年1着 メドウラーク 11人気

→セレクトSで半弟が1憶1880万円で落札

15年3着 マデイラ 16人気

→セレクトSで半妹が2592万で落札

 

そして今年の出走メンバーでセレクトセールに弟妹が上場されるのは、アウトライアーズ1頭のみ!

鞍上も18年にメドウラークを勝利に導いた丸田Jに加えて、前走OP特別で二桁着順に敗退してハンデ54キロと、完全にデジャヴ状態ですよ?

最大の懸念材料は旧ブログ公開時、関係各所に波紋を広げた“例のアレ”なことでしょう。

ただ、アウトライアーズは2年前に七夕賞と同じ福島2000mを快勝した際も、同様の調整を施されていました。

2勝クラス(旧1000万下)とは異なりG3では甘くないかもしれませんけど、メドウラークやマデイラでも馬券に絡める重賞なら……?

【7/12(日)更新】七夕賞の最終結論!

お待たせしました!

ウインイクシード(馬主:ウイン、生産:コスモヴューF)

詳しくは後述する心の本命馬マイネルサーパスと◎を入れ替えた形になります。直線の短い小回り福島では勝負所で自ら動けるのが好走の大前提。今年は逃げ、先行馬が驚くほど少ないだけに、先行担当ウインの方を上位に獲りました。

またウイン代表の岡田義広氏は福島馬主協会の理事を務めています。オーナー・サイダー的にウインは福島ご当地馬主(!?)になりますし、悲願の初重賞制覇に期待します!

 

心の本命馬マイネルサーパス(馬主:ラフィアン、生産:ビッグレッドF)

アンノートル(馬主&生産:ビッグレッドF)の除外は痛恨の極み。前走の福島民報杯は関連馬3頭出しの先行役マイネルファンロンが4角先頭の競馬を試み、後方に控えていた同馬の末脚を引き出しての勝利でした。

それが今回は赤い三連星のジェットストリームアタック(!?)から、登録上オーナーが異なる前門の虎、後門の狼チームプレーの布陣となります。倫理上の観点から展開面での強力アシストは期待できませんし、中団待機で差し切れる力があるかどうか……?

小宮城

1978年千葉県出身。17歳のときに悪友に連れられ競馬と出会って以降、その半生をかけて没頭。「馬主にとって競馬とはあくまで『経済活動』である」という見地に立ち、厩舎・牧場との関係性に着目した「オーナー・サイダー馬主馬券術」を完成。月刊誌「競馬の天才」で長期連載中。

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