【宝塚記念2021予想】「クロノジェネシスvsレイパパレ」ノーザンFしがらき調整馬による新旧女王対決の結末は!?

お待たせしました!

今回は2021年上半期の総決算、真夏のグランプリ宝塚記念(G1、阪神芝2200m)を取り上げさせてください。

もっとも今年は昨年無敗で牡馬牝馬クラシック3冠を制した2頭。牡馬3冠馬コントレイルは大阪杯の疲れが取れないことを理由に回避。牝馬3冠馬デアリングタクトは香港G1で2着後に右前脚の故障が判明して休養中と、グランプリとは名ばかりのメンバーです。

アーモンドアイ、フィエールマン、ラッキーライラックが20年限りで現役を引退したとはいえ、上半期の総決算G1出走予定馬としては寂しい限り。実質的には6~7頭立てですし、あえてどの馬とは言いませんけど、明らかに場違いな馬が特別登録に名を連ねています。

この場では関係各所に最大限配慮した表現方法を用いますけど、馬名に「ア」、「カ」、「ミ」、「メ」、「ヨ」、「ワ」が付く馬は、大なり小なり『特別出走奨励金』目当てでの参戦でしょう。

特別出走奨励金とは古馬G1、および芝1800m以上の古馬G2競走に出走した11着以下の馬に着順を問わず交付される、頭数集めを目的としたJRAのバラマキ政策です。

 

ひと言で説明するとオープンクラスの在籍馬であれば、

 

【ポイント】

着順を問わず馬主関係者は200万円が貰えます(マジ)

 

またタイムオーバーもありませんし、昨秋のジャパンCに出走したヨシオと同じく、勝ったアーモンドアイから6秒2も離された大差ブッチ切り最下位でも200万円GETだぜ!(正確には出走手当などが加わり約250万)。

上記に関して詳しくは【京都大賞典】特別出走奨励金とは?の過去記事をご覧ください。

 

参考までにG1競走は10着までレース賞金の対象です。宝塚記念の1着賞金は1憶5000万ですから

 

8着  900万(6%)

9着  450万(3%)

10着 300万(2%)

()内は1着賞金に対するパーセンテージ

 

と着順に応じた賞金が支払われます。8着でも1000万近くになりますし、これはG3重賞だと2~3着相当する賞金ですからバカになりませんよね?

ただ、競馬に“絶対”はありません。どこからどう見ても200人の諭吉さんニンジン目的と推測される馬であっても、出走する以上は僅かでも勝つ可能性があります。

個人的には真夏のグランプリを盛り上げるため、理由がどうあれ「ヨ」のつく馬には宝塚記念に使ってもらいたい。競馬予想では枠順やサイコロの出目で馬券を購入するファンが少なからず存在しますし、ネット上で袋叩きにされようが陣営の英断(!?)に期待します!

2020 ジャパンC(G1、東京芝2400m)

⑭ヨシオ(15着)

前オーナーの夢を叶えたヨシオ。でも、チャンピオンズC連闘で美談が台無し……

【記事更新スケジュール予定】

6/21(月) 【前オーナーの夢(!?)】ヨシオの電撃参戦はあるのか?

6/22(火) 【マーメイドSの予定を変更】ミスマンマミーア激走の可能性に迫る!

6/23(水) 【昨年の2・3着馬】キセキ&モズベッロが今年も狙える理由※更新スケジュールを一部変更しました

6/24(木) 【小宮城が狙う】阪神ご当地馬主の逆転候補!

6/25(金) 【新ヒロイン】レイパパレが無傷の7連勝でG1連勝!?

6/26(土) 【昨年6馬身差圧勝】クロノジェネシスの連覇は?

6/27(日) 宝塚記念の最終結論! ※12:30頃に公開予定

6/27(日) 阪神11R 宝塚記念(G1)

芝2200m 定量 フルゲート18頭

馬名性齢馬主生産者
1ユニコーンライオン牡5ライオンレースホースDesert Star Phoenix Jvc
2レイパパレ牝4キャロットファームノーザンファーム
3メロディーレーン牝5岡田牧雄岡田スタツド
4ワイプティアーズ牡6吉田照哉社台ファーム
5アドマイヤアルバセ6近藤旬子ノーザンファーム
6シロニイ牡7金子真人ホールディングスノーザンファーム
7クロノジェネシス牝5サンデーレーシングノーザンファーム
8カデナ牡7前田幸治グランド牧場
9アリストテレス牡4近藤英子ノーザンファーム
10カレンブーケドール牝5鈴木隆司社台ファーム
11モズベッロ牡5キャピタル・システム村田牧場
12ミスマンマミーア牝6吉田勝利新生ファーム
13キセキ牡7石川達絵下河辺牧場

【前オーナーの夢(!?)】ヨシオの電撃参戦はあるのか?

お待たせしました!

本日は【前オーナーの夢(!?)】ヨシオの電撃参戦はあるのか?と題して、昨年暮れ大騒動に発展したアノ件に、“大人の事情”が許す限りお答えしたいと思います。

 

最初に予備知識として、本日の記事は

 

【チャンピオンズC】ヨシオの西山茂行オーナー直筆スポーツ紙コラムに載らない激裏話

 

をご覧になられている前提で作成しています。

 

当時は【期間限定記事】(現在は諸事情により見合わせ中)という形式で、ヨシオの「ジャパンC→連闘でチャンピオンズC参戦は前オーナーの夢ではなく、森厩舎による特別出走奨励金ニンジン目的の参戦」という舞台裏を暴露しました。

その代償(!?)として関係各所に最大限配慮した表現方法を用いますけど、筆舌では尽くせないほど酷い目にあったんですよ!

想定外の出来事を収拾するため仕方なかったとはいえ、私が複数保有する競馬界の核ミサイル(!?)使用をチラつかせる事態に発展。最終的に先方が踏みとどまってくれなければ、本当に発射寸前でしたからね?

誰1人として得をしない不毛なやり取りが水面下であったにも関わらず、みんな大好きヨシオが宝塚記念に特別登録……。これには心の底から驚いたというか、陳腐な表現になりますが森先生どんだけ~(死語)って感じです。いや、本当、マジで!!

 

ただ、超ウルトラスーパーMAX好意的な解釈をすると、ヨシオが本当に宝塚記念へ参戦するのであれば、西山茂行オーナーが日刊スポーツのコラムで書かれた

 

【ポイント】

「(ジャパンC出走は)前オーナーの夢」

 

という主張を完全論破することができます。

 

個人的には連闘でチャンピオンズCに使った時点で白黒ハッキリしていますけど(苦笑)、改めてサラブレッドは経済動物。この主張を変えるつもりはなく、繰り返しになりますがどんな馬であれ出走する以上、勝つ可能性はゼロではありませんからね?

ヨシオは6/28札幌11R大沼S(L、ダ1700m)に出走プランがありましたけど、同レースの5着賞金は230万に過ぎません。それに対して宝塚記念は11着以下でも約250万ですよ、奥さん!(出走手当等を含む)

2走前の天王山Sでは4着と見せ場を作りました(小宮注。ダート1200mという野暮なツッコミをしてはいけません)。宝塚記念は梅雨時の開催もあって道悪になりやすいレースですし、ドロンコの不良馬場になれば10着以上も……?

【スタポケ枠確定後シミュレーション】

2020 ジャパンC ヨシオ 無双動画

仮想空間だと無双状態のヨシオ。現実の宝塚記念でもこうなる!?

【マーメイドSの予定を変更】ミスマンマミーア激走の可能性に迫る!

お待たせしました!

本日は出走を予定していたマーメイドSを回避して、牡馬相手に意欲の参戦!ミスマンマミーア(馬主:吉田勝利、生産:新生ファーム)を取り上げさせてください。

宝塚記念に特別登録していた同馬主のキングニミッツは、色々あって(察してください)回避したのが個人的に残念ですけど……。

それはさておき、結論から書くと、今回の軌道修正は吉田勝利オーナーの公式Twitterでツイートされているように、高額な入着賞金を魅力に感じての出走になります。

宝塚記念の8着賞金は950万(出走手当等を含む)。これはマーメイドSの3着賞金とほぼ同額です。11着以下に敗れても特別出走奨励金により、馬主関係者に250万が支払われます。

またミスマンマミーアは昨年のマーメイドSでは、距離不足の2000m戦ということもありハンデ53キロで9着に敗退。実績を重ねた今年は2キロ増の55キロでしたし、第三者視点で判断してもオーナーの決断は理にかなっていますね。

ただ、宝塚記念でミスマンマミーアがヨシオと同じく、馬券は1枚もイラないかと問われれば(小宮注。個人の感想です)、私はNOと答えます。

 

あらかじめお断りしておくと、吉田勝利オーナーがO・Sブログの読者だから忖度したとか、そんな理由ではありません(以前Twitterで公言されていました)。

非根幹距離(400mで割り切れない距離のこと)で行われる宝塚記念では、芝2200mのスペシャリストが毎年のように激走!

2016年には同距離のエリザベス女王杯勝ち馬マリアライト(8人気)が勝利。17年は芝2200mで3戦3連対のゴールドアクター(5人気)が2着に好走しています。

人気馬総崩れで3連単49万馬券の大波乱となった18年は、芝2200mで当時連対率6割のノーブルマーズ(12人気)が3着。昨年、単勝万馬券で3着に激走したモズベッロ(12人気)も、芝2200mで勝利経験がありました。

今年のミスマンマミーアも芝2200mでは、オーナー・サイダー馬として穴推奨した日経新春杯2着(13人気)を含む[2-1-0-2]。芝2000m以下の距離を除けば阪神コースで[2-0-1-0]と馬券率100%なのをご存知ですか?

また重~不良時は過去3戦して1勝・2着1回。馬券外に敗れた新潟牝馬Sも4着で掲示板を確保と、渋った馬場は大歓迎のクチです。

天気予報だと週末の阪神競馬場は雨模様ですし、得意の芝2200m戦で道悪になれば8着どころか3着争いに加わるシーンまで……?

2021 日経新春杯(G2、中京芝2200m)

⑤ミスマンマミーア(2着)

単勝99倍の低評価を覆し2着に激走。芝2200mなら1発ある!?

【昨年の2・3着馬】キセキ&モズベッロが今年も狙える理由

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本日は当初の予定を一部変更。“3度目の正直”キセキ(馬主:石川達絵、生産:下河辺牧場)に加えて、モズベッロ(馬主:キャピタル・システム、生産:村田牧場)を取り上げさせてください。

前者は2019年に続いて20年宝塚記念で連続2着。後者は昨年単勝106.1倍(12人気で)が3着に激走!3連単18万馬券の立役者となったのは、記憶に新しいところでしょう。

ちなみに、モズベッロのキャピタル・システムは阪神ご当地馬主。詳しくは全国の書店、アマゾンで発売中「競馬の天才!7月号」32Pに掲載されている私の連載「馬主★事情通」をご覧ください。

多分に大人の事情が絡んだ雑誌の宣伝はホドホドにして……。この場ではキセキに絞って紹介させていただくと、週末の天候次第では有力な伏兵候補に浮上します!

御年7歳を迎えた今季も金鯱賞5着(0秒2差)、香港G1クイーンエリザベス2世C4着(0秒4差)と、着順ほど悪い内容ではありません。

課題の気性及びゲート難は相変わらずも、今回は2月末で解散した角居厩舎から現在の辻野厩舎へ転厩して3戦目。余談として辻野師は助手時代にチーム角居の一員でしたので、同馬のキ〇〇イ……じゃ無かった。難しい面を知り尽くしています(苦笑)。

また今年と20年2着時の決定的な違いは、昨年指摘した脚元の不安が見受けられないこと

 

詳しくは下記の過去記事

 

 

をご覧いただくとして、昨年2着時は外傷により両前脚をテーピングでグルグル巻きにしていました。

 

それでも私は最終結論で「本当にヤバイ場合は厩舎スタッフも簡単に口を割りません(苦笑)。~中略~昨年の2着馬で人気落ちの今回は狙って損はない!」と心の本命馬に抜擢したのは、毎週ご覧の読者諸兄には説明不要でしょう。

今回のフォトパドックは競馬ラボ馬体FOCUSにて誰でも無料でチェックできますけど、今年は19年2着時に使用していたエクイロックス(接着蹄鉄)も確認できません

もとより道悪はドロンコ不良馬場を制した17年菊花賞を筆頭に、パンパンの良馬場よりは多少なりとも渋った方が良いタイプ。最新の予報だと今週末は台風接近により梅雨前線が刺激されて、全国的に荒れ模様なのも歓迎材料です。

宝塚記念は2年連続と2着とコース適性は証明済。さすがにピークを過ぎた印象は否めないとはいえ、今年のメンバーなら展開や馬場次第で3年連続激走のチャンス十分!

3度目の正直ではなく、“2度あることは3度ある”になるかもしれませんよ?

2020 宝塚記念(G1、阪神芝2200m)

⑭キセキ(2着)、⑫モズベッロ(3着)

20年1~3着馬が今年も揃って出走。昨年に続いて道悪になれば面白い存在

【小宮城が狙う】阪神ご当地馬主の逆転候補!

お待たせしました!

本日は【小宮城が狙う】阪神ご当地馬主の逆転候補!と題して、アリストテレス(馬主:近藤英子、生産:ノーザンF)を取り上げさせてください。

天皇賞・春の記事でも紹介したとおり、近藤英子オーナーは阪神馬主協会に所属しています。

27年ぶりに阪神競馬場で行われた天皇賞・春では4着に敗れましたけど、阪神大賞典に続いてスタート直後から行きたがる素振りが見受けられました。

何とかルメール騎手が上手くなだめたとはいえ、馬体や気性面から中距離の方が合っていそうです。

今回は3戦2勝・2着1回と連対率100%の2200mに距離短縮ですし、オーナー・サイダー的に勝負の手綱を託された武豊騎手に注目せざるを得ません。

 

旧ブログからご覧の読者諸兄はよ~くご存知のとおり、

 

【ポイント】

近藤英子オーナーは“アドマイヤ”近藤利一オーナー(故人)の前妻

 

になります。

 

そして武豊騎手と近藤利一オーナーは過去に色々あって(察してください)、長年に渡り絶縁状態に……。英子オーナー名義も事実上NG騎手となり、2007年を最後に騎乗していませんでした。

しかし、近藤利一オーナーの死去及び離婚により、昨年のエリザベス女王杯エスポワール(17着)で約13年ぶりに「近藤英子オーナー×武豊騎手」のコンビが復活!レース結果こそ残念でしたけど、関係修復の前兆がありましたからね?

基本的にジョッキーは走る馬に乗ってナンボの世界。どんなに超絶理不尽な理由で疎遠になったとしても、馬主サイドから正式に騎乗依頼があれば、過去のことはキレイさっぱり水に流して(!?)、大抵の場合は引き受けてくれます。

近藤英子オーナー名義の有力馬に武豊騎手が大レースで騎乗するのは、2006年ラジオNIKKEI2歳Sヴィクトリー(2着)が最後。G1は05年ジャパンCリンカーン(4着)以来ですし、馬主マニアの私から見たら歴史的和解ですよ!?

武豊騎手も意気に感じるところがあるのか2週前、1週前追い切りに騎乗。2週続けて好時計をマークするなど、並々ならぬ勝負気配を漂わせています。

実績を残す距離へ戻るのに今回は評価を下げた形ですし、当日の馬場次第によっては◎抜擢まで……?

2006 ラジオNIKKEI杯2歳S

⑪ヴィクトリー(2着)

後の皐月賞馬ヴィクトリーと武豊騎手のコンビ。あれから約15年……。長かった!

【新ヒロイン】レイパパレが無傷の7連勝でG1連勝!?

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本日はオーナー・サイダー的に◎の最有力候補(!?)、レイパパレ(馬主:キャロットファーム、生産:ノーザンF)を取り上げさせてください。

いきなり結論から書くと、JRAの興行的に宝塚記念を最も勝ってほしい馬は間違いなくレイパパレでしょう(個人の感想です)。

父ディープインパクトの良血に加えて、デビューから6戦無敗でG1馬に登り詰めた話題性……。大阪杯では牡馬3冠馬コントレイルとG1競走4勝の女傑グランアレグリアを退けたレース内容といい、次代の新ヒロインに必要な素養を全て兼ね備えています。

私が勝手に推測するに、今頃は真の所有者(ノーザンF)も「レイパパレが牝馬ではなく、(引退後に種牡馬シンジケートで莫大な利権が得られる)牡馬だったら……」と思っているに違いありません。

仮にレイパパレが牡馬ならクロノジェネシスを十八番の使い分けで引っ込めて、何としても勝たせたでしょうね(苦笑)。

しかし、現実の競馬において性転換手術(!?)は不可能です。どんなに男勝りの女傑であってもメスはメスですし、繁殖入り後の産駒は毎年最大1頭。仮に牡馬なら200頭前後に種付け可能なので、引退後の価値が全然違ってきますからね~。

余談として馬産で「双子」は原則ありません。双子は競走馬として大成しないと言われているため、生まれる前に片方は人為的に処理されています。

それはさておき、生産者サイドの立場としては宝塚記念で、クロノジェネシスとレイパパレどちらが勝ってもOK。2頭ともノーザンFしがらきで同じ釜の飯を食う間柄とはいえ、良い意味で今回はガチンコ対決を期待していいでしょう。

 

身もふたもない話をすると、JRAとしても毎回同じ勝負服の馬にG1を勝たれるのは、できれば勘弁してほしいと願っているはずです。

2020年のサンデーレーシングは同一馬主として過去最多となる年間G1・9勝。2021年になってもNHKマイルCシュネルマイスター、ヴィクトリアMグランアレグリア、日本ダービーは4番人気で◎に抜擢したシャフリヤールと、上半期だけで3勝を挙げています。

これにクロノジェネシスが続くと、毎週末馬券と格闘している競馬ファンは「またサンデーレーシングかよ……」とウンザリ気味に。NHKマイルC、ヴィクトリアM、日本ダービーとサンデーRの馬に◎を打った私が言うのも何ですけど、もういいでしょう(by浜中騎手)。

厳密に登録上オーナーが異なるだけでキャロットFとサンデーRは真の所有者が同じとはいえ、まだレイパパレに勝ってくれた方がJRAとしても興行的にも助かる!?

2021 大阪杯(G1、阪神芝2000m)

⑧レイパパレ(1着)

道悪を味方に3馬身差の圧勝……。無傷の7連勝でG1連勝なるか?

【昨年6馬身差圧勝】クロノジェネシスの連覇は?

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本日は【昨年6馬身差圧勝】クロノジェネシスの連覇は?と題して、前年覇者の新聞に載らない激裏話を紹介したいと思います。

結論から書くと多方面からの情報を統合して、できれば◎は打ちたくない……。そんな感じです。

順を追って説明すると、今年において昨年と最大の違いは『海外遠征帰り』

 

事実、ドバイシーマクラシックから帰国後に、クロノジェネシスを管理する斉藤崇師は

 

「空港で見たときはガリガリだったので、宝塚記念に間に合うかどうかわからないな、と思った」(6/25netkeiba【宝塚記念】クロノジェネシス斉藤師「何も心配することはない」/ねぇさんのトレセン密着より引用)

 

と偽らざる本音を語っていました。

 

馬主のサンデーレーシング公式HPで発表されている馬体重も、帰国から約10日後の4/9に外厩のノーザンFしがらき計測で460キロ。2走前の有馬記念が474キロでしたから、一時的とはいえ14キロも減らしたことになります。

最終的に上記の記事で大人の事情により、「問題ない」と締めくくられていますけど……。旧ブログからご覧の読者諸兄であれば既存メディアにおける『大本営発表』は、時と場合によって真実とはかけ離れたウソがまかり通るのは説明不要でしょう。

先日の安田記念では藤沢和師が「不安があれば使わない」と語っていた、断然人気グランアレグリアが2着に敗退。電撃参戦の舞台裏を暴露した記事には、多くの読者から反響が寄せられました。

 

 

ここだけの話、今回のクロノジェネシスにも新聞に載らない激裏話があるんですよ~。

詳細はレース当日12時30分頃に公開予定の最終結論までお待ちいただくとして、宝塚記念で馬券の取捨を握ることになるのは間違いありません!

 

最後に。今回の宝塚記念における記事では、YouTubeやネット上で散見される悪質なパクリ対策として、意図的に内容をセーブさせていただきました。

模倣犯の売名行為になるのでアカウントやサイト名の公表は控えさせてもらいますけど、安田記念の記事で不安話を公開したサリオス(3人気8着)の件など、言い逃れができないレベルで内容が酷似しています(教えていただいた読者の皆さんに感謝)。

この場でハッキリ断言しておくと、現時点で小宮城が関わっているYouTube動画はありません!

しかし、問題の悪質YouTube動画は時間的に編集が間に合わなかったとはいえ、◎グランアレグリアは完全に墓穴を掘りましたね。仮にも関係者情報を入手できる立場の人間であれば、配当面やリスクを考慮して本命は打たないでしょう。

厚顔無恥も甚だしいパクリ動画を私と勘違いされても困りますし、くれぐれも読者諸兄の皆さまはご注意ください!

模倣品・海賊版撲滅キャンペーン

競馬関係者を語る悪質なニセモノ(完コピ)にご注意ください!

【クロノジェネシスの取捨は(!?)】宝塚記念の最終結論!

お待たせしました!

カレンブーケドール(馬主:鈴木隆司、生産:社台F)

既存メディアを介さないネット上では話題になっていますけど、クロノジェネシスはルメール騎手が騎乗した1週前追いでBAD COMMUNICATION(バッドコミュニケーション)がありました。

よく言えばルメール騎手の判断で想定より速い時計をマーク。悪く言えば厩舎サイドの指示をガン無視(!?)したことになります。

これを受けて最終追いは斉藤崇師の判断により、当初騎乗を予定していたルメール騎手は事実上のクビ。指示に忠実な若手の岩田望騎手にバトンタッチして、馬なり調整に終始しました。

改めて説明するまでもなく、ルメール騎手は名実ともにノーザンFお抱えのファーストジョッキーです。またクロノジェネシスの最終追いには必ず、レースで騎乗する騎手が乗っていました。それを表向きの調教師が「NO」を突き付けた形ですからね~。

私が勝手に斉藤崇師の心中を代弁すると、ドバイ遠征で大きく減った馬体が回復傾向にあったのを、ルメール騎手の判断で狂いが生じてしまった。レース当週追いを軽めにすることで帳尻を合わせたとはいえ、最終調整を任されている立場からすると怒るのは当然でしょう。

今回は主戦の北村友騎手が落馬負傷で休養中とはいえ、大一番を目前にしたドタバタ劇……。さすがに安田記念のグランアレグリアほど事態は深刻でないとしても、負けた時の“言い訳”が用意されている馬に◎を打つのは私の趣味ではありません。

 

B’z BAD COMMUNICATION

B’z往年の名曲PVがYouTubeに……。お願いだから消さないで!?

 

そこで本命にはオーナー地元開催の阪神でG1獲りに燃える、カレンブーケドールを抜擢!

天皇賞・春の記事でも詳しく紹介したとおり、鈴木隆司オーナーの本業は兵庫県神戸市の眼科医。「鈴木眼科クリニック」の院長で、白と黒の縦ジマが特徴的な勝負服はプロ野球・阪神タイガースのユニフォームを意識したデザインになります。

2019年ジャパンCでアーモンドアイの2着など、G1で2着3回の実績は出走メンバーでは上位の存在。今年は有力馬に回避が相次ぎ手薄なメンバーですし、G1を勝つなら適距離に戻る宝塚記念……と判断しました。

ここだけの話、前走の天皇賞・春は陣営内でも賛否両論。最終的に自称イチ応援団の馬主関係者(笑)の意向により、牝馬鬼門で明らかにベストではない芝3200mに強行参戦でも、早め先頭の勝ちに行く競馬で3着と見せ場を作りましたからね!

オーナー・サイダー的に▲単穴レイパパレと最後の最後まで迷いましたけど、日曜の阪神は予報より雨も降らず良馬場濃厚。連対率100%の芝2200m替わりで悲願のG1制覇に期待します。

心の本命馬アリストテレス(馬主:近藤英子、生産:ノーザンF)

芝2200m実績ならG2アメリカJCCを含む[2-1-0-0]のアリストテレスも負けていません。

菊花賞2着とはいえ同馬も気性的に3000mを超える距離は長い印象ですし、こちらもベスト条件に戻り巻き返しが期待できます。

何より個人的な感情も多分に含まれていますけど、故・近藤利一オーナーが長年に渡り馬主協会の要職を務めた阪神競馬場で、近藤英子オーナーの勝負服を着用した武豊騎手がG1を勝利する姿を見てみたい!

クロノジェネシスとレイパパレがお互いを意識して早めに仕掛ける流れになれば、展開的に漁夫の利を得られるチャンスがあります。

特にルメール騎手はレイパパレが除外になった秋華賞の最終追い切り時に騎乗経験があります。能力の高さは知っているでしょうし、本当の意味でのガチンコ対決が負かしに動けば……?


先月の日本ダービーは断然人気2着エフフォーリアではなく、単勝11.7倍の伏兵シャフリヤールを本命に抜擢して◎―〇大本線的中!馬連1010円を3万円購入で払戻総額30万円ドカン!

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小宮城

1978年千葉県出身。17歳のときに悪友に連れられ競馬と出会って以降、その半生をかけて没頭。「馬主にとって競馬とはあくまで『経済活動』である」という見地に立ち、厩舎・牧場との関係性に着目した「オーナー・サイダー馬主馬券術」を完成。月刊誌「競馬の天才」で長期連載中。

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